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北海道・札幌旅行日記

2024年4月20日(土)

くもり。

今日は約2年ぶりの飛行機で、両親とのはじめての飛行機旅行。行先は北海道、新千歳空港。最後に乗った飛行機も行先は新千歳だった。これは偶然。

最近なんだか航空界隈がざわざわしているし、天体的にもこの時期はなんだかざわざわしているから、本当に無事に行って帰ってこれますように、と何回か祈った。

羽田空港から10:30のフライト。JALさまお世話になります。

いつもはだいたいLCCを使うので今回は画面があってうれしい。キングダムがあったので見て、見終える前に北海道に着いた。残りは帰りに見ようと思う。

12:00すぎ、無事に新千歳空港に到着。

北海道1食目は空港内で道産小麦のパスタとピザを頂く。店員さんの態度はいまいちだったけれど、パスタもピザも美味しすぎた。さすが北海道。

JRで新さっぽろ駅まで、改札を出て地下鉄東西線の改札に向かう。駅構内は古いままで、嗅いだことないけれど昭和の香りがした。

東京とかではもうあらかた壊されてしまって、キラキラツルツルピカピカに再開発されてしまったであろう昭和のビルディングたち。この何とも言えない哀愁はキラツルピカビルディングには醸し出せないよなぁ。そんなことを考えながら、地下鉄東西線に乗って、西11丁目で下車。

地上に出たら、曇天に雨が舞っている。冬だ。さっむ。

徒歩3分くらいの道を小走りしてお宿へ到着。タワー。2日間、お世話になります。

少し休んで、しっかり防寒対策をして出かける。

夕食の前に札幌時計台に寄って観光してから、赤れんがテラスという商業施設へ向かう。目的地は「鶴舞」というビュッフェレストラン。北海道の美食が食べ放題。うれしい。

ホテルのビュッフェみたいな、人がたくさんでわいわいがやがやしているような光景を想像していたけれど、席は間仕切りで分けられて半個室のようになっていたからゆっくりできたし、料理はすべて一口サイズの小皿に盛られていたからお腹いっぱいになりすぎずに食べたいものは全部食べられたし、何より取り分けるときに汚れないし渋滞しないし、よく考えられているなぁと思った。もちろん食も大満足。ほんとどれも美味しかった。さすが北海道。

部屋に戻ったら思いのほか綺麗な夜景で、まったく期待していなかったというかその要素は今回の旅ではまったく不要なので意識していなかったけれど、やっぱり美しいものは心を動かすものだなと思ったり。

ちなみにむかしはこのホテルからの夜景が札幌三大夜景のひとつだったとか。残念ながらロマンチックな気分には浸れないけれど、よい夜でした。


4月21日(日)

くもり。

目を開けると、いつもとは違う光景が目に映って、あぁ旅先だ、と思う瞬間が好きなのだけれど、今朝はあまり感じることができなかった。それはつまりあまり深く眠れていないということ。明日の朝は感じられるといいな。

窓の外は曇天。でも昨日よりは少し遠くまで見えるような気がする。大きな窓があるのは良い。

朝食会場は最上階、28階。曇天だから残念ながら、絶景~!という感じではなかったけれど、それでも少しでも空に近いとなんだか気持ちがいい。

朝食は、和食か洋食かのどちらかだと聞いていたけれど、他にも「モーニングカレー」と「フレンチトースト」も選べて、なんだかワクワクした。

昨夜はビュッフェでたくさん食べてまだ残っている感じがするから、スパイスを効かせたい気分。カレーをチョイス。美味しかった。

ホテルから札幌駅までのシャトルバスに乗って、10:03発のJRで北広島駅へ向かう。

進行方向右の車窓、林を抜けると一気に視界が広がって、ドーンと現れる、エスコン。今回の旅行のメインイベント。

北広島駅に着いて扉が開くと、どこもかしこもファイターズ。ユニフォームを着た人やグッズを持った人たちがずらずらと歩いていて、気分が高まる。

改札を抜けると、野球少年たちの「みどりのぼきんおねがいしまーぁす」という元気な声が構内に響き渡っていた。募金箱に小銭を入れ、がんばれよ、と声をかける、かつての野球少年(父)。

北広島駅からはシャトルバスも出ているのだけれどすごく混むらしく、徒歩でも20分ほどらしいので歩く。最寄駅から徒歩50分の我が家にとって徒歩20分はなんともない。道は遊歩道になっていてとても歩きやすかった。

しゃべっていたらあっという間だったけれど、時おり吹く向かい風がかなり強風でなかなかに寒かった。風を遮るものが何もない感じなので風対策はマストだなぁと感じた。

エスコンの話はまたどこかで詳しく書きたい。とても良かった。野球を観に来たというより、あそびに来たついでに野球を観た、という感覚だった。

20,000歩近く歩いたからさすがに帰りの電車では疲労感に包まれて旅先あるあるの険悪なムードになりかけたけれど、ホテル着いて温泉に入ったら超回復した。温泉はやはり素晴らしい。秒で入眠した。


4月22日(月)

くもり時々晴れ。札幌最終日。

父の髭剃りの音で目覚める。今朝は、旅先の朝をちゃんと感じた。この朝の瞬間を感じたくて旅に出ているような気持ちさえする。

朝風呂に行く。熱々の温泉に冷たい風が最高に気持ちいい。

朝食、今日は洋食をチョイス。母はフレンチトースト、父は昨日と同じく和食。北海道限定の「カツゲン」というピルクルみたいな飲み物がとても美味しかった。これから北海道に来たら毎回飲みたいと思った。仙台に行ったら必ず飲むずんだシェイク的なポジション。

荷造りをして忘れ物チェックをして、チェックアウト。快適なステイでした。

昨日と同じシャトルバスで札幌駅へ。新千歳空港まで、帰りはUシートという指定席に乗る。ありがたや。

天気は変わらず曇天だったけれど、空の低いところは雲が切れていて、車窓から遠くの山々が見えた。雪を被った雄大な山々。肩を広げて深呼吸したくなるような気持ちがした。この広さが、雄大さが、北海道の魅力の一つなんだろうなと思った。そして玉置浩二の歌声が聴きたくなった。

新千歳空港に着いて、お土産を買って、あんまりお腹は減っていないけれど少し何か食べたいよねと言うことでカニ飯弁当をシェアして食べる。今朝7:00製造。めちゃうまかった。さすが北海道。最後までありがとう。美食を味わうためだけに新千歳まで来るのも全然ありだろうなと思った。

13:05のフライト。離陸してすぐ、右手に蝦夷富士がくっきり見えた。ものすごく美しかった。お世話になりました。また来ます。

キングダムを見終えて、無事着陸。天気が心配だったけれどあまり揺れなくてよかった。

手荷物を受け取ってすぐ横浜駅までのバスに乗る。高速を走っている間少しうとうとして、目を開けると車窓から見えたのは横浜の街。あれ、さっきまで札幌の街を眺めながらバスに揺られていたような。今見えているのはランドマークタワー。

こういう浮遊感が旅の醍醐味だったりする。

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