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拝啓 社会の孤児たちへ
私は取り柄というものに関しては、人並み以下に少ない人間だ。
強いて言えば絵らしきものが描ける。今日までそれでなんとか食いつないできたが、それもおぼつかなくなって来るくらいには、これといった特技も長所もない。
自分から最も遠い"音楽"という存在
その中で「音楽」という存在は、とても貴重と言うべき大切な趣味だ。
とはいえ、楽器は尽く芽が出ず挫折し、今や楽譜すら読めるか怪しい。
極めつけにまあひどい
七つの夏に思う、知り得ぬ景色
amazarashiニューアルバム「永遠市」
待ちに待ったアルバムが発売になった。
アートワークに期待を膨らませ、小出しにされていた音源をあえて聴かず、発売日、いざ視聴に挑むためイヤホンとDAPを取り出したあの時間は一瞬だったが、それこそ永遠かのように、私の中で未だ余韻を響かせている。
アルバム曲「君はまだ夏を知らない」
その衝撃は唐突だった。
5曲目に位置するその曲を聴き、ああ心地よいバラ