藤也タカヲ

東京の片隅で細々とイラストレーターをしています。邦ロックを主に音楽に縋ってなんとか今日…

藤也タカヲ

東京の片隅で細々とイラストレーターをしています。邦ロックを主に音楽に縋ってなんとか今日も生きてます。 ツイッターに流すには長すぎる、音楽に関する個人主観の感想や自分語りを不定期に投稿予定。チラシの裏的なnoteです。

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拝啓 社会の孤児たちへ

私は取り柄というものに関しては、人並み以下に少ない人間だ。 強いて言えば絵らしきものが描ける。今日までそれでなんとか食いつないできたが、それもおぼつかなくなって…

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RSRオタクにしか伝わらない漫画

藤也タカヲ
3か月前
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七つの夏に思う、知り得ぬ景色

amazarashiニューアルバム「永遠市」 待ちに待ったアルバムが発売になった。 アートワークに期待を膨らませ、小出しにされていた音源をあえて聴かず、発売日、いざ視聴に…

藤也タカヲ
8か月前
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【自己紹介】瀕死状態のデザイナーが音楽という趣味と出会ったお話

はじめまして。ミトコと申します。 職業的には一応クリエイターとかデザイナーとかに分類されるやつらしいですが、仕事も上手く行かない活動もパっとしないで、日々腐り続…

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2021年2月4日、フジファブリックの「手紙」を聴いた日。

音楽好きの界隈の片隅で生きる人間として、一時期邦楽界を風靡した、フジファブリックというバンドはもちろん知っていた。 「若者のすべて」「茜色の夕日」など数々の名曲…

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拝啓 社会の孤児たちへ

拝啓 社会の孤児たちへ

私は取り柄というものに関しては、人並み以下に少ない人間だ。
強いて言えば絵らしきものが描ける。今日までそれでなんとか食いつないできたが、それもおぼつかなくなって来るくらいには、これといった特技も長所もない。

自分から最も遠い"音楽"という存在

その中で「音楽」という存在は、とても貴重と言うべき大切な趣味だ。
とはいえ、楽器は尽く芽が出ず挫折し、今や楽譜すら読めるか怪しい。
極めつけにまあひどい

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七つの夏に思う、知り得ぬ景色

七つの夏に思う、知り得ぬ景色

amazarashiニューアルバム「永遠市」

待ちに待ったアルバムが発売になった。
アートワークに期待を膨らませ、小出しにされていた音源をあえて聴かず、発売日、いざ視聴に挑むためイヤホンとDAPを取り出したあの時間は一瞬だったが、それこそ永遠かのように、私の中で未だ余韻を響かせている。

アルバム曲「君はまだ夏を知らない」

その衝撃は唐突だった。
5曲目に位置するその曲を聴き、ああ心地よいバラ

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【自己紹介】瀕死状態のデザイナーが音楽という趣味と出会ったお話

【自己紹介】瀕死状態のデザイナーが音楽という趣味と出会ったお話

はじめまして。ミトコと申します。
職業的には一応クリエイターとかデザイナーとかに分類されるやつらしいですが、仕事も上手く行かない活動もパっとしないで、日々腐り続けているごく普通のサラリーウーマンです。

【デザイナーなのになんで突然音楽?】

今の職業は、もともとは趣味から転じたものでした。
まあ良くあるアレです、褒められて持ち上げられていざ仕事にしてみたら、周りが伝説のドラゴンばっかりでレベル1

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2021年2月4日、フジファブリックの「手紙」を聴いた日。

2021年2月4日、フジファブリックの「手紙」を聴いた日。

音楽好きの界隈の片隅で生きる人間として、一時期邦楽界を風靡した、フジファブリックというバンドはもちろん知っていた。

「若者のすべて」「茜色の夕日」など数々の名曲を残していること、そしてその名曲を書き・歌っていた中心人物の志村正彦氏が、2009年に突然旅立ってしまったこと。
当時まだ音楽に疎かった私の耳にもそのニュースは届いてきたほどに、志村正彦氏の存在は、音楽界の失った大きなもののひとつだったん

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