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水戸の"失われた町名"を探せ‼︎

水戸のまちを散歩していると、歩道の端に高さ1メートルほどの白い石柱が、ひっそり立っていた。

発見した石柱

表面に「旧町名」、側面には「旧町名の由来やこの地域の歴史」が書かれている。

調べてみると、これは「旧町名標示柱」というもの。

昭和37年に国によって施行された「住居表示法」によって町名の改称、統合整理が行われ、水戸では江戸時代からの164の町名が失われた。
しかし、"旧町名が忘れ去られてしまうのは惜しい"ということで白みかげ石で作った「旧町名標示柱」を設置して、旧町名を半永久的に残すことにした。水戸市内に"107箇所"設置されている。
”失われた町名”164のうち、町名に丁目、方位、上下、裡などを付けて現在も使われている町名は除かれているので"107"になっている。

曲がり角を曲がった先で、ふと見つけた"白い柱"
  あっ!ここにもいた!
そんな偶然の出会いが散歩の楽しみのひとつになった。

「旧町名標示柱」に書かれた町名の由来や歴史を読んで、その場所に佇んでいると、町の記憶がよみがえってくる。

みなさんも水戸の街歩きの楽しみのひとつに
 「旧町名標示柱」探し
を加えてみてはいかがでしょうか。

水戸の「旧町名標示柱」

【参考文献等】
「旧町名標示柱」の説明は、水戸市ホームページ「水戸の旧町名」を参考にさせていただきました。

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