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『踊るアイラブユー♪』ミュージカル嫌いの人こそハマることマチガイなし!!

『踊るアイラブユー♪』★★★という映画をご存知ですか?
オモシロいです。ある特定の人たちにはとてもオススメです。
そうでない人にも、まあまあオモシロいです。とても気分よく観れて楽しめるでしょう。但し、オトナ★です。

踊るアイラブ01

なぜ、ある特定の人にだけオススメかというと。
実はこれ、すごいんです。それに気付けば誰が観てもよくて凄さが分かる画期的な映画作品なんですけどね。気付きにくいんですよね。。。。

この映画は「ミュージカル映画」です。
実をいうと、まさに、これほど「ミュージカル」と言える映画もこれまでなかったんじゃないかというほどにミュージカルなんです。
だけど、ミュージカル食わず嫌いの人にもオススメできる。いやむしろミュージカル嫌いな人にこそ観てほしい、「真のミュージカル」なんですね。

踊るアイラブ02

どういうこと?と思いますよね。
「ミュージカル」というと嫌いな人の多くが言うのは「唐突に歌いだす」ことの不自然さではないですか?

まあ、それも分かります。自分も以前はそう思ってましたから。
セリフを歌うせいで感情移入ができない、入り込めない。。。と思う気持ち、分かります。

ですがこの映画、その部分、全く問題ナシなんです!
そこが凄い。既存のミュージカルの概念が根底から覆されます。

種を明かしましょう。
この映画、「セリフを歌いやがる」のではないのです。ただ「歌を歌っている」だけなんです。
そう、めちゃいい曲を歌ってるだけなんです。それで、その歌詞が劇中のシーンにぴったり当てはまる。まるでそのシーンのために書かれた演劇中のセリフがあり、それに曲をつけて歌い上げてる。。そうとしか思えない。

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「ある特定の人にはオススメ」といったのはこのためです。
この、「歌を歌ってるだけなのにセリフみたいに機能している」ことの凄さって元の歌をそもそも知らなければあまり意味ないんですね。
セリフを歌うようにしゃべっている(そういう風につくったもの)のか、「歌を歌ったらそれがまるで心情を表しているセリフみたいだった」のかは違いますよね?でも違ってても分からなきゃ凄さは感じないでしょう。

この映画の凄さはここです。

この映画に登場する歌曲はどれも超有名曲ばかりなんです。
どれも80年代の流行りに流行った曲なんです。
世代の人ならぜったい聴いたことある曲ばっかり。当然、歌詞も聴き覚えがあるでしょう。
その、自分もよく聴いた歌った歌が劇中に流れる(俳優が歌う)だけでも気分が良いのですが、曲自体の力があるから、なおさらです。

踊るアイラブ04

時代を席巻した曲です。どれも。

懐かしい曲を聴くだけでも気分は上々、ノリノリなんです。
曲のパワーがすごいから。
それがその曲の(よく知った)歌詞が場面にぴったりと当てはまる。

これ、すごくないですか??

1曲や2曲の話じゃないんです。登場する曲すべてがそうなんです。
だからすごい。これだけ名曲を集めて、物語としての整合性を維持している。そのことに驚くんですよね。

踊るアイラブ05

これ、当事80年代のミュージックシーンを知ってる人が観たらホント、すごいです。すごい楽しい。

なので、最初に「ある特定の人にはオススメ」と書いたんですね。
既存の曲(ミュージック)を完璧にあてがって効果的に機能させている。
これこそ真に「ミュージカル」と言えるんじゃないだろうか?と思ってしまいました。

しかも、ストーリーがいい。
展開もいい。
雰囲気がいい。

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もう観ているだけで体が動くような感じ。ノリノリになる感じ。

それはもう、、楽しいですよ。
内容も、適度にオモシロくて爽やか。
少女の恋心から少しオトナの恋愛感まで。青春真っ最中。
登場する友人や元カレのキャラも味があっていい。
いい言葉吐くんですよね。。。

あ、友人の一人として歌手のレオナ・ルイスが出演しています。
映画初出演。贅沢ですねー。

ぜひ。マドンナ、シンディ・ローパー、ホイットニー・ヒューストンなどの世代の人にはめちゃオススメです。
大人になった二人で観るにも良いのでは。
なので、オトナ★です。
劇中、よくあるオトナの修羅場的な場面もあるので、お子さんと観るのではなく、オトナな人と一緒に観てバチェラーパーティのノリで楽しむのが良いのではないでしょうか。その意味ではオススメできます。

せっかくなので、登場する曲を書いておきます。
この曲にピン!ときたら観て損はナシです!

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「踊るアイラブユー♪」に登場する懐かしい曲たち

「ヴィーナス」 バナナラマ
「恋は手さぐり」 ホイットニー・ヒューストン
「パワー・オブ・ラブ」 ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース
「愛の残り火」 ヒューマン・リーグ
「胸いっぱいの愛」 バングルス
「フェイス」 ジョージ・マイケル
「愛のぬくもり」 ロクセット
「ウキウキ・ウェイク・ミー・アップ」 ワム!
「ホリディ」 マドンナ
「ガールズ・ジャスト・ワナ・ハヴ・ファン」 シンディ・ローパー
「ザ・ワイルド・ボーイズ」 デュラン・デュラン
「ホワイト・ウェディング」 ビリー・アイドル
「ターン・バック・タイム」 シェール
「ウォーキング・オン・サンシャイン」 カトリーナ&ザ・ウェイヴス



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