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ロゴデザインを15回トレース+考察をしてみた!【結果、ロゴの奥深さを知れた】

「ロゴのデザインは簡単なようで、簡単ではありませんでした。」

様々なロゴデザインを15回、トレース+考察をした感想です。
正直、一つのロゴをトレース+考察するのに1時間では足りません。

なぜならば、ロゴには歴史的な背景やストーリーが存在し、人や企業の想いがたくさん詰まったものだからです。

複雑なロゴデザインでなければ、ものによっては数分でトレースできてしまうかもしれません。

ですが、考察をしていくうちにロゴデザインの奥深さを知り、簡単ではないことを痛感しました。

↓↓↓今の私はロゴを見るたびこう見えています。

オモイガ オモイ君がナイキロゴを持っているイラスト

あくまで個人的な視点で、誇張して言わせていただくと「ロゴには質量がある」と思っています。
その重みこそ、企業の理念や理想、想いです。

想いが重いんです笑←ハズカシ

ロゴをトレース+考察をする上で、何を意識していけば良いのか、ロゴのトレース+考察を続けたことで、どんなことが身についたのかお伝えしたいと思います。

以前、トレースと考察の方法をまとめた記事になります。

ロゴとは?

ロゴは、企業の理念や価値観、製品・サービスの特徴などを視覚化したもので、彼らのブランドイメージを確立し認知してもらうためのものとして位置づけられています。

コミュニケーションの入り口でもあり、その対象の顔とも言える大切な役割をもつもの。それがロゴなのです。

引用元:Logo stock

1回目|8回目|15回目の比較

出典元:Gland Deluxe
【1回目:ロゴ考察+トレース】
出典元:biz-up!
【8回目:ロゴ考察+トレース】
出典元:Amazon公式サイト
【15回目:ロゴ考察+トレース】

気づいたこと

【1回目:考察+トレース】
・時間内に、どれだけのロゴをトレースできるかスピード勝負感がある
・目的がなく考察トレースしている感じ
・考察というより、トレースがメインになっている
・ロゴのビジュアル説明が入る際、画像を使っており言語力が乏しい
・どのようにトレースをしたかを記載している
・ブランドに関わる、自分の経験や体験を記載している
・企業名やブランド名の由来までは記載している

【8回目:ロゴ考察+トレース】
・どのようにトレースしているか記載がなく、考察を意識している
・「もしこうだったら?」という部分を検証し、それに対して考察している
・自分だったらこうするという自我が芽生える
・ラインや、図形を用いて角丸や余白が左右均等かどうか調査してる

【15回目:ロゴ考察+トレース】
・企業概要や、カラーは最初に記載している
・1つのロゴに対して考察に時間をみっちり使っている
・1回目より語彙力が伸びている
・思考しなくてもスラスラ疑問点や、気づきが出てくる
・気づいたことに対して、なぜ?と深掘りができている
・ロゴから企業のコンセプトや想いについて仮説を記載している
・文字の大きさ、余白について規則性がないか確認している
・企業の歴史や背景、ストーリーについて調べて記載している
・企業のビジョンや理念を調べる
・企業の歴史を調べたことで、旧ロゴが出てきて比較や考察をし始める
・考察トレースとは関係なく、サービスの体験や、戦略的な部分も気になり始める
※Amazonの場合は、Youtubeで検索して動画を視聴して情報収集した。
視聴した動画はこちら

トレース+考察の方法&ポイント

トレースする見本画像を探す

●直感的にロゴを選びたい場合はこちらん参考サイトがおすすめ!

💡探す時のポイント
・直感的に気に入った!
・どんな想いが込められているのか気になった
・表現が面白い
・修得したい表現

Illustratorでトレースを開始

見本の画像をおいて、上からなぞっていきます。

💡トレースのポイント
①どのツール、図形を使えば実現可能なのか、手を動かす前に自分の中で設計図を作っておきます。

→ただなぞるだけではダメで、あらかじめ頭の中で設計図を作っておくと、規則性が見えトレースの時間短縮にも繋がります。

②簡単に作れる方法はないか探ってみる。
→他に方法を模索することで、Illustratorの操作上達に繋がります。

③トレースをしながら、「もしこうだったら?」を検証してみる。
→トレースをしていると、細かい部分に目がいきます。
トレースの醍醐味は、細かい印象の変化を楽しむことです。

「もし角丸が強かったら?」「色が変わったら?」「余白を狭くしたら?」
そんなふと思ったことを、いじれるのがこの時間の良いところ。

💡考察のポイント
①見た目の感想や、気づいたことを言葉に落とし込む。

初めて考察をする際は、ここから始めてください。
最初はロゴを探す時に、明確な目的がないかと思います。
直感的、つまり、思考を働かさず感覚で選んでいます。
言葉にすることで、「私はなぜ、直感的にこれを選んだのか」という
もやっとしていたものが、どんどんクリアになっていきます。

②トレースした際の操作方法について、どんな操作を行ったか記載する。
→操作に慣れていない時、「たまたまやったらできた!」ということが多いと思います。それを無くすためにも、操作したことを整理することはとても大事なことです。
また、記載していきながら違う方法が思いついたり、こっちの方が早かったなどの新たな気づきが得られる場合があります。

③誰が作ったロゴデザインなのか調べる。
→有名、活躍されているデザイナーを知ることは最も大事なことだといえます。デザイナーを知り、優れたデザインを知ることで、デザインの引き出しを肥やすことができ、アイデアの幅が広がります。
また、優秀なデザイナーの考え方を知ることができるので、学びの質が格段に上がります。

まとめる

冒頭で比較で使用した画像のように、トレースした画像と考察した内容をまとめることで、デザインの引き出しを整理することができます。

終わりに

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

優れたロゴというのは、思想や理念、理想を示すものになります。
シンプルでありながら、個性的なデザインが求められる上に、実用的で、あるゆる場面でも使い勝手の良さも考えなくてはいけない。

「ロゴのデザインは簡単なようで、簡単ではありませんでした。」
冒頭にもお伝えした、ロゴを繰り返し考察トレースをした感想になります。みなさんも何となく実感いただけたかと思います。

先輩デザイナーさんに負けないようなデザインを作れるように、今日も継続して頑張っていきます!!!

FV出典元:
isseymiyake.com
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