見出し画像

古典こそ音読で攻略すべし!東大生が教える圧倒的有効性


みなさん、こんにちは!
現役東大生ライターの河内誠人です。 

古文漢文(古典)の勉強の仕方が分からない人や、苦手で後回しにしている人はいませんか?

あるいは新中1や新高1生で、これから本格的に始まる古典の勉強についていけるか不安な人もいるかもしれません。
 
古典は現代の日本語とは文法が違うため、パッと見では簡単そうでも実際にはなかなか難しく、挫折してしまう人も多いです。
 
しかし、国語のひとつである古典は共通テスト受験者なら避けて通れませんし、国立・私立を問わず、多くの大学の個別試験でも国語が出題され、その中で古典が扱われることが多いです。
 
そして、国語の中でも現代文は得点を安定させるのがなかなか難しいとされています。よって、国語で安定して得点するためには、古典で確実に点数を稼げるようになる必要があるのです。
 
しかも、古典は、文法や単語などの基礎的な事項さえ押さえれば、どんな問題にもある程度対応できるようになります。いわゆる「センス」などに左右されにくい科目なのです。
 
そこで今回は、古文の安定的な得点に役立つ学習法である「音読」を紹介します! 


音読・発声は言語学習の最適解 

音読と聞いて多くの人がイメージするのは、英文の音読だと思います。

しかし実は、英語に限らず、古典も音読が効果的なんです。ドラゴン桜でも、ウロウロ音読という方法が紹介されていました。

そもそも、最初にお話しした通り、古典は現代の日本語と文法が違います。すなわち、古典は文字が現代と共通しているだけで、実際には別の言語のようなものなのです。 

そして、言語の学習には、口を動かし耳で音を聞く音読が有効になります。言語は本来コミュニケーションの道具ですから、声を出す音読は言語にとって自然な手法、ひとつの最適解なのです。 

実際、江戸時代にも漢文学習法として「素読」(意味や解釈を付け加えず、書いてあるままを音読すること)が用いられており、そのおかげもあってか、当時の人々の識字率はかなり高かったといいます。
 
僕の出身高校でも、古典の授業のはじめ5分くらいが音読のために当てられていました。その時間は、古文の助動詞の活用表を暗唱したり、古文漢文の基本的な文法事項が詰め込まれた例文集を読んだりしていました。 

最初の1年間はひたすらこれを続け、2年生以降も定期的に音読の時間が設けられていたと記憶しています。音読をはじめた当初は、毎回同じものを繰り返し読むだけで意味があるのかと疑問でした。
 
しかし、定期試験や模試になって、その効果を実感することになります。

ここから先は

1,432字
逆転合格を勝ち取った『リアルドラゴン桜』な東大生の具体的な学び方・勉強法を発信します。

実際の東大生の中にも、ドラゴン桜のように、様々な工夫・出会いを経て、東大合格を勝ち取った『リアルドラゴン桜』な東大生たちがいる。 そんな…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?