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目標点を意識しよう!勉強せざるをえない環境に追い込もう!~二次試験までの過ごし方を東大生が解説

こんにちは! 東京大学理科一類一年のikeyaです!

2次試験まで残り僅かになってきました。

今回は、共通テスト後から2次試験までについて、自分自身の経験を振り返りながら、勉強面と精神面に分けて紹介します。

勉強面について

2次試験の直前1ヶ月は、過去問の演習と分析に注力していました。その際に気をつけていた点が2つあるのでご紹介します。

①【科目別】で目標点を設定する

僕は、過去問演習後に、全科目の合計点は出さないことにしていました。2つ理由があります。合格はもう余裕だという人に関しては、友人と競い合うといった目的で合計点を出すのも良いかもしれませんが、基本的にはお勧めしません。

1つ目は、各科目の目標点に拘ると、「この問題を解けていれば目標に届いたな」と反省点が自然と浮き彫りになるからです。

試験は合計点で決まります。だからこそ、合計点を見ると、「もっと合計点を上げたい」「どうやったら合計点が上がるか」ばかり無意識的に考えてしまいます。

合計点を上げる必要があるのは事実ですが、では「合計点を上げる方法、合格する方法」を考えた時、次のテストから使える「これだ!」という方法はあるか?と言われると、ほとんどないと思います。

当然です。合計点が上がらないのは、各科目の点が上がらないからです。全ての科目に共通する点数の上げ方、合格に近づく方法などというものは一朝一夕には身につきません。

だからこそ、各科目の点数にこだわる。執着する。もう1点に食らいつく。各科目で自分の限界の少し上を目指す。

各科目ごとに目標を定めることで、自然と「合格するか」ではなく「次の1つ1つの科目の成績をいかに上げるか」に思考が切り替わるのです。合計点を出していたという人は、今日から、合計点ではなく、各科目の点数を意識して演習を進めることを強くおすすめします。

2つ目は、合計点を見ても一喜一憂するだけ、もしくは、合否が不安になるだけだからです。

まず前提として、先ほども述べたように、合計点だけを見ても、次回どうすれば点を上げられるかという方策は一切見えて来ません。つまり、合格に対して特別プラスに働くことはありません。よかったらその場の気分が少し上がる程度です。その程度で本番への不安は消えませんし、悪かった時に不安が膨らむだけです。

さらに悪いことに、その気持ちの浮き沈みは、当日のコンディションに影響します。つまり、気分の浮き沈みによって、コンディションが不安定になるということです。

具体的な例をご紹介します。

僕の友人に、いつも高得点で余裕でA判定を取り続けていた女の子・Aさんがいました。
Aさんは陽気な人で、高い点数を取るたびに、いつもはしゃいで喜んでいました。共通テストも調子が良く、自己ベストで超高得点。みんなが驚くような点数を叩き出しました。しかし、2日間にかけて行われる2次試験。Aさんは1日目、思うようにうまくいきませんでした。僕たちの年度はかなり難化したのです。Aさんはひどい顔で試験会場を去っていきました。
続く2日目、切り替えようとしても、合計点に目が行っていたAさんは、1日目のことが気がかりです。2日目も本調子が出せず、試験時間は終わりました。もともと成績がかなり優秀だったAさんは合格こそしましたが、演習時よりは低い結果となりました。

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