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不器用で自信がない自分を変えたい! 私が東大受験を決意するまで


自己紹介


みなさん、こんにちは。東京大学農学部4年生の松島かれんです。
 
初めて記事を開いてくださった方、本当にありがとうございます☺️
そして、以前よりドラゴン桜noteをご覧くださっているみなさま、ご無沙汰しております😌
 
さて、本日は久しぶりのドラゴン桜noteで執筆をさせていただくので、私の受験勉強法などをお話ししながら、自己紹介をさせていただけたらと思っております。
 
私は内部進学で大学へ入学される学生さんがとても多い高校に通っていました。そのため、学校のカリキュラムは受験のみに特化したものではありませんでした。文理選択もほとんどなくて、家庭科や音楽、美術などにも力を入れてくださり、幅広く色々なことを学ばせていただける高校だったのです。
 
そんな環境で、私は高校1年生のころ、東大受験を決意しました。理由は色々ありますが、最も大きな理由は「自信がない自分を変えたかった」ということだと感じています。
 
高校時代も私は得意なことが何もなくて、何をしても人より多くの時間がかかり、勉強も運動も家庭科も音楽も全部苦手で、自分の心のどこかにずっと輪郭の曖昧なモヤモヤとした存在を抱えていました。
 
ですが、そんな私には、こっそり心の奥底に蓋をして、大切にしまっていた夢がありました。それは、「言葉を通して一瞬の共感や応援の気持ちを届ける執筆がしたい!」という夢でした。
 
幼少期からドラマや本にたくさんの勇気や前向きな気持ちをもらっているので、いつか私も、言葉で誰かの心に共感をお届けしたいと思ったのです。
 
そんな夢に向かうためには、「まず今の私を変えなきゃ」「自信がない自分を抜け出して、言葉にまっすぐ向き合えるようにならなきゃ」と強く思い、「よし!目の前の勉強を一生懸命頑張ってみよう!そして東大に行こう!」と決意したのでした。
 
しかし、初めて受けた模試では、国語の解答用紙の使い方すら分からず、記述問題で自分の感想を書いて全然点数をもらえず、数学の問題では偏差値39や一桁の点数をとってしまいました。
 
「やっぱり私はだめだ…いや、でも自分を変えたいんだ!」と葛藤を繰り返し、本屋さんに入り浸るなか、とある転機が訪れます。
 
それは「手帳」との出会いでした。
 
高校のカリキュラムと異なり、東大合格に向けた「自分専用カリキュラム」を手帳で作ってみよう!と思ったのです。
 
(手帳に関することはこちらにてお話しさせていただいておりますので、ご覧いただけましたら幸いです。)
 
こうして、手帳を使いながら、1日1日を積み重ね、勉強に一生懸命を注ぐようになりました。
 
大学入学後、色々な方とお話しするなかで初めて気付いたのですが、そんな私が取り組んでいた勉強法は少し「変わっている」ようなのです。
 
そこで、この記事では、なかでもたくさんの方にびっくりされた「2つの勉強法」をお話しし、自己紹介とさせていただきたいと思います。


ちょっと不思議な勉強法

①身体に書く勉強法

この勉強法はさまざまなところでお話しさせていただいているので、もしすでにご存知でいてくださる方がいらっしゃりましたら、②にお進みいただけたらと思っております。(ありがとうございます☺️)
 
私は冒頭でも述べたように、苦手なことばかりで、自分に自信がなく、不器用です。勉強にももちろん当てはまり、隣の方が3周でできるようになる参考書を何十周もしてようやく、定着していました。
 
そのため、人よりも1秒でも多くの時間を勉強にあてる必要性があり、私は「身体に書いて」暗記するようになったのです。
 
身体に単語や年号を書いておくことで、電車でも、廊下を歩いている時でも、横断歩道の信号を待っているときでも……いつでもどこでも見ることができ、単語や公式を「見る回数」が増えることで、無理なく暗記を進めていくことができるようになりました。
 
(その影響であだ名が耳なし芳一だったり、急なテストに備えて油性ペンが消せるよう消毒用アルコールジェルを持ち歩いていましたが…🫣)
 
この勉強法を始めて、とある効果が生じました。それは「集中力が少しずつついていった」という効果です。
 
それまでは、「勉強しよう!」と机に向かっても、「うーん…集中できないなぁ…」となってしまうことが多くありました。ですが、このように身体に書くなど、「スキマ時間」を活用した勉強法だと、無理なく集中でき、勉強時間をどんどん増やすことができるようになったのです。きっと、私の心が無意識に抱えていた「勉強への抵抗感」や「高いハードル」が少しずつ薄れていったのだと思います。

②貼り紙勉強法 

さて、二つ目の勉強法は、貼り紙を貼るというものです。私は家のあらゆるドアや壁に、マスキングテープで貼り紙をしていました。その貼り紙に、覚えるべき公式や事項がたくさん書いておいたのです。
 
そして、「このドアはこの公式を10回言わないと開かない!」などと「マイルール」を作ることで、頭だけではなく「身体」が公式や単語を覚えていく感覚となりました。
 
すると、問題演習や試験の時も、自然と公式を思い出し、手を動かせるようになったのです。

大学受験が教えてくれたこと

 
さて、先ほどの2つの勉強法からもお伝えできているのではないかな、と思うのですが、私はとても不器用です。質のいい勉強の仕方がどうしても最後まで分からず、量で質をカバーできるように…と意識していました。
 
だからこそ、手帳を通して毎日自分の取り組むべき勉強項目を整理して、成績を上げるために必要な勉強内容を探していたのだと思います。
 
3年間毎日勉強して、14時間、16時間、時には1日18時間の勉強を重ねながら、東大に現役合格したのですが、東大入試当日、手帳を抱きしめたら、
 
「私はここまで頑張ったから大丈夫。解答用紙に今の全力を悔いなく書き込めたら、大丈夫。」
 
と、初めて自分を信じることができたのです。その瞬間が今でも忘れられません。

実は、ドラゴン桜でも、水野さんが本番直前に手帳を見て「私こんなに頑張った。だから大丈夫!絶対にやれる」と自分を励ますシーンがあります。それがこちらのシーンです。

このシーンに私はとっても共感しており、この「手帳が持つ力」を中高生の皆様だけでなく、社会人の皆様にもお伝えさせていただける活動をしていけたら…と思っています。

今でも私は自分に自信がないし、不器用なままですが、手帳を使いながら東大受験に挑戦して以降、そんな不器用な自分だからこそ見つけられる喜びや感動もある、と感じるようになりました。そして、背伸びをせず、ありのまま、自分の「好き」という気持ちに素直になることができています。
 
自分の気持ちに素直になれるきっかけが、私の場合は受験勉強でしたが、部活や習い事、趣味など…1人ひとり、自分の心に「好き」が見つかる物事はきっとそれぞれあると思います。その「好き」にまっすぐ向き合った時に初めて生まれる幸せや笑顔があるのかもしれません。
 
もし今「好き」が見つからずに悩んだり、自分自身に自信がなくて落ち込んだり…私と同じような方がいらっしゃったなら、この文章をお届けできましたらこの上ない幸せです。
 
世界はとっても広くて、美しいということ。
 
言葉にするととても当たり前で拙いですが、私が受験勉強を通して得られたこの気づきが、もしこの記事を通してどなたかに届いて、一瞬でも共感くださったり、少し前を向くきっかけになったりしましたら、本当にこの上ない幸せです。

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