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【現役東大生が解説】なぜ東大生は受験期も運動するのか?

皆さん、こんにちは!
ドラゴン桜チャンネル塾長の永田耕作です。 

今回は「勉強と運動の関係性」についてお話ししたいと思います!
 
タイトルを見た多くの方は、「勉強と運動って関係あるの? むしろ、相反するものなんじゃないの?」と思ったかもしれません。
 
しかし実は、運動には勉強のパフォーマンスを高めてくれる効果があるのです。
 
ご存知の方もいるかもしれませんが、僕は高校3年生まで部活で野球をしながら東大に現役合格しました。
 
僕のことを知った人は、「野球部なのに現役合格なんてすごいね」とよく褒めてくれます。
 
「文武両道」という言葉があるように、部活や趣味でのスポーツ活動と、勉学を両立できることは難しいことであり、成し遂げたらとてもすごいというイメージが強いですよね。
 
しかし僕は逆に、野球部に所属していたから東大に合格することができた、とまで思っています。
 
もちろん、運動をすればその分だけ勉強に割くことのできる時間は少なくなります。しかしそのマイナスをひっくり返すくらい、効率よく勉強できるようになったのです。
 
これは僕だけのケースではなく、東大生は受験期でも意識的に運動をしていた人が多いです。
 
ということで今回は、受験生にとって運動が有益な理由を以下の3つのステップに分解して説明していきます。
 
①運動が人間に与える良い影響
②運動は勉強に繋がる
③受験生にオススメな体の動かし方
 
もちろん受験生でない人にとっても重要な内容になっているので、ぜひ参考にしてください! 

 

①運動が人間に与える良い影響 

さて、最初に「人間に与える影響」についてです。

もしかしたら、この書き方には違和感がある人もいるかもしれません。普通、「脳に与える」とか、「体に与える」と書かれることが多いからです。
 
しかし僕がここであえて「人間に」と書いたのは、脳にも、体にも、心にも全て良い影響を与えるからなのです。これについて順番に説明していきます。
 
皆さんは電車に間に合うように駅まで走ったり、階段を駆け上ったりしたときに、息が上がった経験はありませんか?
 
おそらく誰しも1度や2度はあると思います。このような状態を、肺に回っている酸素が足りない状態、つまり「酸欠状態」と呼びます。
 
酸欠状態の時は判断力が鈍ったり、息をするのがしんどくなったりしますよね。この酸欠状態は、実は脳にも訪れるのです。
 
さらに言えば、脳の方がより事態は深刻で、脳に酸素が足りていない状態(脳の酸欠状態)が5分続くと最悪の場合死に至るとまで言われています。そのくらい、脳にとって酸素は重要なものなのです。
 
このような脳にとって必要不可欠な酸素を、脳により多く送り込むために重要になるのが「運動」です。
 
とある研究では、じっと座っている人と比べて、立ち上がって散歩をしたり動き回ったりしている人は、血液の循環する量が25%も増えると言われています。
 
この血液の循環によって酸素が脳に行き渡り、活性化されるという仕組みになっているのです。脳にとって、体を動かすことはとても大事になるのですね。
 
もちろん、良い影響が与えられるのは脳だけではありません。
 
皆さんは、「ドーパミン」や「セロトニン」という物質の名前を聞いたことはありますか?
 
これは、運動することによって分泌されるホルモンの一種です。
 
ドーパミンは別名「やる気ホルモン」とも呼ばれる、人間の気分を高めてくれる脳内物質です。

それに対してセロトニンは精神的安定をもたらすホルモンで、このような様々な効果のある物質が運動によって分泌されます。
 
多くの人にとって、「運動にはテンションが上がったり、リフレッシュできたりする効果がある」ということは容易にイメージできることでしょう。
 
これは、感覚的にではなく科学的に示されていることなのです。『ドラゴン桜』のマンガでも、「受験生こそ運動しろ」と勧めているシーンがありましたね。

運動すれば自分で心理状態をコントロールできます。心と体はつながっているのです。
 
いかに運動が大事なのか、分かっていただけたでしょうか。


②運動は勉強に繋がる 

ここまで読んで「有効なのは分かったけど、運動していたら勉強時間が削られてしまう…」と思った人もいるかもしれません。
 
たしかに運動をした分だけ、勉強の時間はなくなります。また、体力も消耗するので、両立は難しいと思っている人も多いでしょう。そんな人に一つ質問です。
 
もしあなたが丸1日自由に使える時間があったら、その間ずっと勉強できると思いますか?
 
これに「できる」と即答できる人は、もしかしたら本当に運動をせずに、1日中勉強をしていた方が良いかもしれません。
 
しかし、基本的に人間は同じことをずっとやり続けることが難しい生き物で、集中力が徐々に低下していきます。
 
それでグダグダしてしまったり、サボって遊んだり寝たりしてしまうくらいであれば、運動する時間は運動して体も脳も活性化させ、勉強への切り替えをスムーズにして集中する方がどちらもうまく行くのではないでしょうか。
 
例えば120分間ずっと勉強して、10の成果があったとします。ですが、人間の集中力には限界があるため、この120分の間ずっと効率よく勉強できているわけではありません。
 
それよりも間に20分くらい散歩なり軽い運動をするなどして、前後50分ずつ勉強時間を分けた方が、トータル120分の成果が15にも20にも高まる可能性があるのです。
 
この数字はあくまでイメージですが、ずっと座って勉強しているより効率が上がることは確かです。
 
限られた時間をどう分配してどれだけ効率よく勉強を進められるかが、合格に大きく繋がってくるでしょう。 

 

③受験生にオススメな体の動かし方 

さて、「運動しよう!」といざ言われても、実際なかなか難しいということはあります。
 
学校に通っていて体育の授業があれば、日常的に運動できる環境は整えられていますが、そうでない人にとっては何をすればいいのか迷うかもしれません。また、そもそも体を動かすのが好きじゃないという人もいるでしょう。
 
ただ、別にジムに通うとか何kmもジョギングするとか、そんな大げさなことをする必要はありません。例えば近所を散歩するとか、ラジオ体操のような軽い運動をするとか、そんなレベルでもいいのです。
 
他にはフィットネスのゲームなんかもありますよね。とにかく机にジッと座ったままという状態だけは避けた方がいいでしょう。
 
それでも運動がめんどくさいという人には、「ストレッチ」をオススメします。朝起きた直後と、お風呂に入った後にストレッチをして、体をほぐしてあげるのです。
 
何を隠そう、僕はこれを小学生の頃から10年以上必ず続けています。ストレッチをするととても気持ちがよく、リラックスできるだけでなく寝つきも良くなります。
 
外泊をする日も帰りが遅くなってしまった日も、やらなかった日はないと言い切れるくらい自分のルーティンにしています。
 
みなさんも少しの運動で良いので、自分の中で「ルーティン化」することを強くオススメします。自分の習慣になったものは、「やりたくない」といった感情が芽生えにくくなるのです。
 
お風呂やトイレ、歯磨きといったレベルで毎日必ずやることに少しの運動を組み込むことができると、体がほぐれて脳も活性化し、勉強にも良い効果が訪れるでしょう。 

 

・おわりに

さて、ここまで勉強と運動の関係性について、3つのパートに分けてお話ししてきました。
 
僕としては、自分自身の体験談も交えた内容が伝えられて嬉しく思っています。
 
この勉強に役立つ運動についての話は、僕が塾長を務めるYouTubeチャンネル「ドラゴン桜チャンネル」でより詳しく説明していますので、ぜひこちらもご覧ください!

今回の記事は、ここまでとなります。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!

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