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感情拡散型東大生が語る、過去問は「セットで」「時間を測って」解くべき理由

お久しぶりです、現役東大生の永田耕作です! 今回もよろしくお願いします!

この連載では、「ドラゴン桜 FFS無料『学び型』診断」で「感情拡散型」と診断されたあなたのために、同じく「感情拡散型」である僕が、東大合格を掴み取るまでにどのように勉強していたのかをご紹介していきます!

さて今回は、高校3年生にとっては勝負の秋ということで、この秋に大事になってくる「過去問の解き方」について書いていきたいと思います。よろしくお願いします!

①過去問はセットで解け!

さて、早速ですが皆さんに1つ質問です。

過去問、どうやって解いていますか?

恐らく人それぞれ様々な解き方をしていると思います。あらゆる大学の問題から自分の苦手な分野に絞って解く人もいれば、1日に大問1つずつ、継続的に解いていく人もいることでしょう。

ですが、ここで僕からは、「過去問はセットで解くべき」ということを伝えておきます。これは、特にこの記事を読んでいる高校3年生の人に大事にして欲しいアドバイスです。

もちろん、過去問を普通の参考書や問題集と同じような演習問題として使うことも、それはそれで大きな意味があります。僕自身も、自分の苦手な分野を見つけたら、その問題を様々な大学から引っ張ってきて、何十問、何百問も解く時もありました。

しかし、自分の志望する大学の過去問は特に、1年分の問題を一度に全てセットで解くことをオススメします。

大学受験の試験問題は、その問題全体でバランスを取って出題をしています。例えば、東京大学の理系の数学の二次試験は、大問が6つあり、1問20点ずつで合計120点満点のテストであると言われています(各大問ごとの配点は公表されているわけではないので、あくまで仮説での話になります)。

ここで質問です。この6問の問題のレベルは、はたして全て等しいでしょうか?

もちろん、どの問題も様々な知識を複合して解く難問であることに変わりはないですが、その中には「とっかかりが分かれば比較的すぐに解ける問題」もあれば、「相当時間のかかる計算をこなさなければなかなか答えに辿り着かない問題」もあることでしょう。

数学の大問6つの中で、自分が解きやすい問題だけをたまたま抽出して解いてしまった場合、「なんだ、これが東大の入試問題なら、結構楽勝じゃん」と間違った余裕が生まれてしまう可能性があります。逆に、自分にとって難しい問題ばかり解いてしまうと、「こんな難しい問題が出るなんて、自分は受かるわけがない」と必要以上に自分を過小評価してしまう可能性もあります。

自分の実力を正しく理解して、また自分がその試験でどのくらい戦えるのかを分析するためにも、できるだけ過去問はセットで解くのがおすすめです。

もちろん、1年分の問題の中には簡単なものから難しいものまである、ということを理解した上で、一部の問題を抜粋して解くことは構いません!

今自分が取り組んでいる問題がどのくらいの立ち位置なのか、他にはどんな問題があるのか、ということを常に意識して過去問に取り組むようにしましょう。

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