見出し画像

東大受験は教科書で十分!? 世界史の勉強を本当に教科書だけで済ませた現役生が語る「真の活用法」


ボロボロになるまで読んだ

みなさん、こんにちは!
現役東大生ライターのチャクラ・ティナです。

みなさんは「東大入試は教科書の範囲しか出ないから、教科書で勉強すれば十分だ」という話を聞いたことはありますか?

実際に東京大学の公式ウェブサイトを見ると、各教科で「入学試験の解答に必要な知識の程度は、現行の高等学校学習指導要領を超えるものではない」と書かれています。

とはいえ、「いやいや、問題が難しいんだから、結局みんな参考書や問題集を使って勉強してるんでしょ?」と思われる方も多いと思います。

もちろん科目によってはそうなのですが、では教科書がまったく役に立たないかというと、そうではありません。むしろ教科書だけで勉強して、合格点を勝ち取ったという東大生もいます。

何を隠そう、私がその一人です。私は世界史の勉強で、教科書と過去問以外は一切使いませんでした。それでも合格水準を優に超える点数が取れたのです。

別に「一回読んだらすぐ覚えてしまう」ような特殊能力の持ち主でもありません。読んだ回数でいえば、通しで10回は超えています。ボロボロになるくらいまでひたすら読み、使い倒しただけです。

ドラゴン桜2にも、私とまったく同じ勉強法の小杉さんという生徒がいましたね。

私はこのシーンを読んだ時に、教科書のボロボロ具合まで同じだったので、思わず笑ってしまいました。

ここからは具体的に、私がどんな風に教科書を活用していたかをお伝えしたいと思います。


問題は自分で作る

まず私の学校では、高2になってから世界史の授業が始まりました。授業があった日は、その日の夜に扱われた範囲を読み直し、アウトプットには問題集の代わりに授業プリントを活用しました。

ただ、授業の進度が遅く模試に対応できないので、高2年の秋から自分で教科書をどんどん読み進めていきました。

所属していたバスケ部の活動も非常に忙しかったので、東大受験に間に合わせるために、夜ごはんの時間は世界史の教科書読みながら食べるのが日課でした。

ちなみに朝ごはんの時間は地図帳タイムでしたが、部活が特別忙しいわけでなければ、ご飯中の勉強はあまりおすすめしません…。参考程度にしてください。

高3になってからも引き続き教科書を何度も繰り返し読んでいましたが、この頃には学校のプリントも物足りなくなってきました。

そのため、東大入試の第2問・第3問(40~60字程度の記述と、語句を答える問題)対策も見据えて、ノートに自作の「逆1問1答」を作成しました。

逆1問1答とは、重要語句を見てその内容を説明するというものです。

ここから先は

1,161字
逆転合格を勝ち取った『リアルドラゴン桜』な東大生の具体的な学び方・勉強法を発信します。

実際の東大生の中にも、ドラゴン桜のように、様々な工夫・出会いを経て、東大合格を勝ち取った『リアルドラゴン桜』な東大生たちがいる。 そんな…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?