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30歳からの東大合格者が教える「最強タイパ勉強法」3選


みなさん、こんにちは!
ドラゴン桜公式noteマガジン編集長の青戸です。

このマガジンでは「リアルドラゴン桜 東大生たちから学ぶ、逆転合格の作法」と題し、様々な合格エピソードや勉強法などを紹介しています。

普段は大学受験や東大に関する記事を中心にお届けしていますが、今回はどちらかというと学生よりも社会人向けの内容です。

今は社会人の学び直しやリスキリングが注目されているように、学生だけでなく大人も勉強するのが当たり前の時代になりました。世の中の激しい変化に対応するため、知識や技術のアップデートが欠かせません。

ただ、大人の勉強でネックになるのが時間です。いくらモチベーションがあっても、仕事や家事などに追われるため、どうしても勉強時間が限られてくるのです。

そこで今回は、先月末に私が上梓した『あなたの人生をダメにする勉強法「ドラゴン桜」式最強タイパ勉強法で結果が変わる』から、短い時間でも効率よくできる勉強法を3つ抜粋してご紹介したいと思います。

私が30歳から東大受験に挑み、1日3時間の勉強で3年で合格した経験と、ドラゴン桜のマンガにある内容を融合させたメソッドなので、勉強の効率で悩んでいる人はぜひ参考にしてください。


・中心になるのはアウトプット

具体的なやり方の説明の前に、まず「最強タイパ勉強法」の根幹についてお話しさせてください。

拙著では効率のいい勉強法を色々とご紹介していますが、中心にある考え方は「いかにアウトプットを活用するか」です。

効率の良さ、すなわち「最小限の時間と労力で、最大限の成果を出すこと」を実現させるには、
・勉強したことを忘れにくい
・自分の課題点がはっきり分かる
という2つの点を両立させる必要があります。

忘れにくければ繰り返し勉強する手間が省けますし、自分の課題が明確であれば、努力の方向性を間違えて時間をムダにすることもなくなりますよね。

そのために一番有効なのが、アウトプットなのです。『ドラゴン桜2』でも、アウトプットの重要性を強調しているシーンがありました。

もちろんインプットも大事ですが、その倍以上の比率でアウトプットをすることが最も結果につながるとありましたね。

それではここから、効率的なアウトプットの方法を3つご紹介しましょう。


①説明勉強法

1つ目にご紹介するのは、自分が先生になりきって人に教える「説明勉強法」です。

私が30歳から東大受験に挑んだ時に、一番活用した方法ですね。まずはこの勉強法の効果を教えてくれている『ドラゴン桜2』のワンシーンをご覧いただきましょう。

いかがでしょうか。「人に教えることを前提に勉強すると、絶対に忘れないという動機づけができる」ということでしたね。

人に教えるためにはまず自分がきちんと理解していないといけないので、勉強の意識と集中力が格段に高まるのです。インプットの質がグッと上がるわけですね。

さらに、教えることで自分の理解度が測れるというのも重要なポイントです。きちんと説明できるなら正しく理解できていると言えますし、ダメならまだきちんと分かっていない証拠です。

実際にやってみるとわかりますが、人に教えるって意外と難しいんですよね。自分ではわかっているつもりでも、実際はあいまいな説明しかできなかったり、記憶が抜けていて「あれ、何だったっけ?」なんてことがあったりします。

つまり、きちんと教えられないところが自分にとっての弱点であり、復習すべきポイントということになります。人に教えてみるとこれが明確にわかるので、分かったつもりで終わるのを防げるわけですね。

私はもともと塾講師だったので、勉強している時は常にこれを意識していました。自分で勉強して理解したことを、生徒に教えるとしたらどうすればいいのか、頭の中でずっとシミュレーションしていたのです。いわば、インプットとアウトプットを同時に行っている状態ですね。

しかも、生徒には分かりやすく噛み砕いて説明しないと伝わらないので、流れを簡潔にまとめて説明したり、図や表を活用して要点を一覧にしてみたりと、いろいろ工夫しながらのシミュレーションです。

こうして様々な角度からのアウトプットを行っていたので、勉強したことを忘れにくくなり、タイパが劇的に上がりました。

このマガジンでおなじみ、ドラゴン桜塾塾長の永田くんも、高校時代に学校の授業の一環としてこの教え合いを生徒同士で行っていたそうです。効果抜群で、みんな成績が伸びたと言っていました。

みなさんもぜひ、家族や友人の方を相手に試してみていただきたいと思います。


②白い紙勉強法

とは言え、学生ならまだしも、大人が学び直しをしているとなかなか周りに勉強仲間がいないこともあります。そこで次にご紹介したいのが、「白い紙勉強法」です。

やり方はシンプルで、まず真っ白な紙を用意します。そこに、参考書も何も見ないで、その日や前日に勉強した内容を、思いつく限り具体的に書き出していくのです。ノートにまとめた内容、テキストで読んだ内容、記憶した単語や公式など、思い出せる限り再現していきます。

「確かこんな内容だったような…」と、記憶があやふやでもいいので、とにかく書いてみましょう。「もう出てこない!」というところまで書けたら、ノートやテキスト等で答え合わせをしていきます。たったこれだけの勉強法なのですが、驚くほどの効果があります。

実際にやってみればわかりますが、想像よりもはるかに大変な作業です。

「あんなに勉強したのに、意外と覚えていないことが多い!」と驚くことも多いでしょう。最初は「こんなに記憶力が弱いなんて…」とショックを受けるかもしれませんが、人間の脳は忘れるようにできているので、あまり気にしすぎる必要はありません。

めげずに継続していけば、どんどんアウトプットできる量が増えてきます。これは単に、記憶力が上がったからではありません。

そうではなくて、「後からアウトプットするときが来る!」という意識が、集中力や意欲を高めてくれるからです。先ほどの「説明勉強法」と似たようなメカニズムですね。

さらに、これを繰り返していると、自分のインプットの癖もわかってきます。「図やイラストが一緒だと覚えやすいな」「断片的な知識はあるけど、流れやつながりを意識して覚えられていないな」など、強みや弱みがだんだんと浮かび上がってきます。

その強み弱みを意識して勉強法を自分なりにアレンジできれば、さらにタイパが向上するでしょう。


③レコーディング勉強法

「白い紙勉強法」とは別に、一人でできるアウトプットがもう一つあります。それが「レコーディング勉強法」です。

これはスマホに備えつけのボイスレコーダーやビデオ機能を使って、自分が勉強した内容をアウトプットする方法です。「説明勉強法」を人に対してではなく、スマホに向かってするイメージですね。

途中で止まったり間違えたりしてもいいので、勉強した内容をスマホに向かって説明して、再生ボタンを押してみましょう。理解があいまいなところや上手く説明できないところが一目瞭然なので、どこをどう復習すべきかがよく分かるはずです。

動画サービス等を使って勉強している場合は、お手本となる先生の説明をモノマネしてみるのもいいですね。何度も繰り返して同じような説明ができるようになったら、もうその内容はほぼ完璧に頭に入っていることでしょう。

さらに、そのうまくできた説明の録音や録画は、保存しておけば復習にも活用できます。見た瞬間に「ああ、ここは覚えるのに苦労したな」「これは上手く説明できて気持ちよかったな」などと記憶がよみがえって、頭に残りやすいでしょう。

「白い紙勉強法」と同じく手軽にできて効果が高いので、身近に教える相手がいないという人はぜひ試してみてください。


・終わりに

今回の「最強タイパ勉強法」については、ドラゴン桜塾塾長の永田くんと一緒に解説した動画があるので、こちらもご覧いただけると嬉しいです。

また、拙著では他にも、勉強の効率を上げる方法をたくさん紹介しています。

ドラゴン桜のマンガも交えて分かりやすく解説しているので、もっと勉強のタイパを上げたいという方は、ぜひお手に取ってみてください!

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