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競技かるたで古典と暗記に強い体質に! 中高生活を捧げた東大生がその魅力を語る


みなさん、こんにちは!
現役東大生ライターの橋本匠です。 

突然ですが、みなさんは「競技かるた」って聞いたことがありますか?
 
これは小倉百人一首をかるたにして行われるのですが、一般的なかるた遊びとは違い、「競技」と名がついている通りスポーツ性の高いものです。
 
競技かるたの世界については、ドラゴン桜noteマガジンとは別のメディアですが、私が以前に書いた記事があります。詳しく知りたい方はぜひ先に読んでみてください。 

この記事では、私が中高通じてやっていた「競技かるた」の魅力と、それが古典の勉強や受験テクニックにどうつながっていたかをご紹介したいと思います! 

 

・競技かるたをはじめたきっかけ 

私が競技かるたをはじめたきっかけは、中学の時の校内かるた大会です。
 
私の学校では、授業中に百人一首の和歌について解説があったり、実際にみんなで札をとって練習したりしていました。
 
最終的には体育館で、各クラス1人ずつでグループを作り、同じ学年の全生徒が参加するかるた大会を行います。
 
他のかるたと違って、札を覚えて取るという点に当時の私は大熱狂しました。
 
そこから学校の競技かるた部に入り、歌の奥深さに惹かれ、漫画「ちはやふる」にも惹かれて、卒業まで競技かるたに熱中する人生を歩みました。 


・競技かるたの魅力とは 

競技かるたの魅力は色々ありますが、一番はなんと言っても札を払う姿です。
 
通常のかるたでは、札は押さえて取りますよね。ですが、競技かるたでは押さえるだけでなく手で払って、競技線と呼ばれるラインから出しても自分の取り札になります。
 
その札の勢いは障子を破り、ふすまに突き刺さるほどです。かるたがそんなスピードで飛んでいくなんて、ちょっと驚きですよね。
 
そんな速さで札を払う快感は、何度も練習を重ねた人にしか得られないものです! 

あと、かるたの魅力としてもう一つ挙げられるのが団体戦です。
 
競技かるたの試合は1対1での対面形式で、1時間以上にもわたってずっと孤独に札と向き合います。
 
競技かるたでは、試合中に他者が声援を送ることはできません。ましてや、試合内容に関して観客から横槍を入れることはあってはなりません。
 
余談ですが、全国大会という神聖なる場で、自分の学校が劣勢という理由で試合に異議申し立てを行った監督もいます。これはあってはならない行動です。
 
そのくらい声出しが禁じられている競技かるたですが、団体戦の場では特例的に認められます。
 
団体戦は個人戦を5回行い、先に3勝した方が勝利です。自分1人ではなく仲間と一緒に勝利する必要があるため、お互いに声をかけながら勝利に向かいます。
 
普段孤独な戦いを行っているからこそ、この声援の力はとても大きく、団体戦の楽しさはこの上ないものです。

 

・競技かるたと勉強の関連性 

さて、ここからは競技かるたの経験が勉強に活きたと思う点を三つ紹介します。 

①古文に強い体質になる 

平安時代を中心とした和歌が使われている小倉百人一首には、古文で勉強する文法やフレーズがたくさん含まれています。
 
それを何度も繰り返して暗記するので、自然と古文に強くなっていくのです。
 
ドラゴン桜でも、「古文は暗記するくらい繰り返す方がいい」と言っているシーンがありましたね。

英語の勉強ではコロケーションや文法に馴染むために例文暗記がよく推奨されますが、それは古文も同様なのです。 

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