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知ることから、Feel India.【#5】タージマハル編
インド生活2日目。朝6:00頃起床。だったと思う。
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この日は朝イチでタージマハルに行った。
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朝に乗るトゥクトゥクは肌寒く、冷たい風が頬をかすめていく。
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「開園(?)時間に行くと長蛇の列に並ぶことになるから少し時間をズラして行った方がいい」とガイドのカーンさんが案内してくれていたので少し遅めに入口に向かう。そのおかげか、ほぼ並ばずに敷地に入ることができた。
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タージマハルにはいくつかの入り口があり、一つが誰々用で、もう一つが誰々用で、みたいな解説をカーンさんがしてくれていたらしい。でも英語がわからない僕には何を言っているか全くわからない。この辺りは前回の記事のベイビータージと同じ心持ちだった。
ガイドさんが英語で何やら説明をしてくれていたが、僕には何を言っているかわからない。同行者2名は英語話者なので、ガイドとその2名でコミュニケーションが始まる。途中までは「なんて?」と聞いていたけど、毎回聞くのが億劫になって途中でやめた。少し寂しい気持ちと勿体無さを抱えながら、目と肌で感じるベイビータージを楽しむことにする。
この日のタージマハルでも、僕は目と肌で感じることをそのまま楽しむことに切り替えた。
ついでに言うと、わからないことは調べてこの記事に補足して書けな旅記事っぽくなるんだろうけど、リアルじゃないからしない。
カーンさんの解説が終わったようなので、門のようなものを潜っていく。
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_人人人人人人人人_
> 突然のマハル <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y^Y^ ̄
門をくぐり抜ける中で見たタージマハル。ぶっちゃけ前日に同じくらいの距離感で見てたから「はじめましてええええ」みたいな感動は無いけど、いやそれでもテンションが上がる朝日に照らされたマハル。
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めっちゃインド。これはもうまごうことなくインドです。
この辺りから、本当に朝イチでタージマハルに来ていた海外からの観光客も多く見られるようになった。
ガイドのカーンに「このポーズをして記念写真を撮るやで!」と案内されたので、言われるがままにやってみる。
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「そういうもの」と思って特に異論もなく言われるがままこのポーズを取っていたが、同行者曰く「近くにいたイケメン白人2人組も同じポーズを勧められていたけど『俺達はノーサンキューさ✨』みたいな感じで断っていたよ」とのこと。浮かれたジャパニーズ、それが三谷。
英語で情報共有をするガイドとそれを熱心に聞く同行者2名、そして無言のマハラジャ1名でタージマハル内を散策する。
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帰りしなに見かけた子ども達の様子に、我々にとってここは観光地だけど、地元には馴染みのある場所なのだと思わされる。
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元々の予定日より数日早くインド入りしてまでタージマハルに来た理由は「どうせインド行くならタージマハルを見ておきたかった」から。
実際に来たタージマハルは思っていたより観光地で、思っていたより大きく、細工が素晴らしく綺麗で、スベスベしていて、なんか、こう、おっきくて白い何かだった。
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一度ホテルに戻り、朝のバイキングをいただく。インドのご飯はだいたい黄色い。
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その後、カーンさんの案内で「タージマハルを造るときに大理石の加工をした石工の末裔に会いに行く」みたいなイベントが発生した。移動はもちろんトゥクトゥクである。
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僕はてっきり工房のような場所に行くのかと思っていたけど、蓋を開けてみればめちゃくちゃガッツリした大理石工芸品の販売店だった。撮影NGだったけど、百貨店の一角にあるみたいなやつ。
中に入ると日本人カップルがいて、職人さんが加工している様子を見ていた。僕達も大理石でできたテーブルに着いて、チャイをいただきながら店主一族の話を聞く。
そして、店主一族はこう語った。
*「俺は獣神サンダー・ライガーと親戚だ!」
*「俺はマライカに商品を卸している役員だ!」
*「お前は神に寵愛を受けた人相をしている!」
*「お前のラッキーカラーはブルーだ!」
う、うわあ。
嘘かホントかわからない話をたくさん聞き、なんかきな臭い感じはしていたけど、両親にはちゃんとしたお土産が買いたかったので、手の届く範囲の大理石の雑貨を買ってその場を後にした。様々なコトへの真偽はさておき、話が長くて疲れたし時間を無駄にしたくない、という気持ちになっていた。
そこから遅めのランチを食べに街へ移動する。
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案内してもらったお店はホテルのレストランで、クラシカルな様相と店内の人の少なさに少しだけ息を落ち着かせることができた。
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昼食後は、少し街を歩かせてもらった。まだインドに慣れていなかったので、ガイドさんと一緒にローカルな街を歩けるのは少し気が楽だったように思う。
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牛とノーヘルのバイクしかいない国、インド(違う)
その後はホテルへ戻り、少し休憩して屋上へ登った。
ここから見た夕焼けの美しさを、今でも覚えている。
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思わず僕の左手に宿った邪竜 a.k.a ヘナタトゥーもエモい感じになるってもんだ。
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お昼を食べたのが遅かったこと、時間的にも我々だけでは出歩くのが危なかったことから、晩御飯は食べなかった。
少しずつインドに慣れてきたが、ホテルの目の前にある屋台にポテチとスプライトを買いに行くだけでもまだビクビクしていたこの時の僕は、日本から持ってきたカップ麺が意外と食べたくならなくて荷物になることを少し邪魔に思いながら眠りについた。
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