言い訳ときっかけと
書かなければいけないと決めていた時の方がずっとちゃんと書けていた気がする。noteを書き始めた頃は毎日何かを書く事を目標としていて、感じている事だったり考えている事、素人なりに物語だって書いてみた。ただ2ヶ月を過ぎた頃に1日、たった一日だけ書く事を忘れてしまって、それをきっかけに毎日何かを書くという事を辞めてしまった。
書きたいはいつの間にか書かないといけないに変わっていた。
勿論忘れたのはわざとでは無くて、寧ろ連続公開日数が途切れてしまった時はかなりショックだった。けれど心のどこかでもう毎日何かを書かなくても良いんだという安心感があったのも確かだった。
私は小学生の頃から大学に入学する前までずっと教師になる事を将来の夢として掲げていた。初めは純粋になりたいという気持ちでそんな自分の気持ちを疑いもしなかった。しかし時が経つに連れてなりたいはならなければいけないに変わっていた。
親や親戚から「先生になりたいんだよね?」とそう聞かれるだけでプレッシャーを感じるようになっていた。他の夢の見方が分からなかった私にとってこの夢を捨てる事は容易くなかった。転機は大学受験、私の志望していた教育大学には受かる見込みが一ミリも無く、それと同時にこの夢も捨てる事ができると考えた。
結果私は滑り止めの底辺大学に入学する事になる。教員免許は取る事も可能だったがこの大学に入学した時点で心は決まっていた。
全てを諦めた時、これまでに無い心の解放感を覚えたのを私は決して忘れないだろう。
ただ今はどうだろうか、結局他の夢の見方が分からなかった私は適当に就活をして、適当に就職先を決めた。
そしてこう思うんだ「あの頃に教師になる事を諦めていなければ」と。
私はずっと言い訳と、きっかけを探している。
さて、このnoteを辞める言い訳ときっかけは一体何処にあるんだろうか。
辞めない理由は、何処にあるんだ、と。
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