見出し画像

池上彰さんが著書でMITの音楽教育に言及

ジャーナリストの池上彰さんが、著書『なんのために学ぶのか』(SB新書)で、MIT(マサチューセッツ工科大学)の音楽教育について、言及されていました。

MITのキャンパスに行くと、いかにも理系の学生という人たちが大勢いますが、驚いたのは音楽教室が充実していることです。ピアノのある音楽教室がずらりと並んでいて、一体いくつあるのかと思うほどたくさんありました。そこで各種の音楽教育を実施しています。
――『なんのために学ぶのか』(SB新書)より

数学と音楽の親和性が高いことは目から鱗だったと述べる池上さんは、ご自身が特命教授を務められる東京工業大学の学生たちの様子を思い起こしながら(東工大にもキャンパスに無造作にピアノが置いてあり、そこで学生が自由に弾いているようです)、次のように確信します。

楽曲は論理的に組み立てられているところがあり、音楽を学べばそれが数学の学びにも影響を与え、それは将来思わぬところで役に立つに違いありません。
一見遠回りのように見えて、長い目で見るといつか役に立つ。リベラルアーツとはそういうものだということをMITで学ぶことができました。
――『なんのために学ぶのか』(SB新書)より

理系の学生が音楽を学ぶことは、一見すると関連がなさそうですが、そこには、大学側の明確な意図があります。この意図について『MIT マサチューセッツ工科大学 音楽の授業』では、現地取材を通して考察をしています。よろしければ、池上さんの『なんのために学ぶのか』とあわせて、ご覧ください。

「はじめに」、本書で紹介している曲が無料で聴ける「Spotifyプレイリスト」公開しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?