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サブカル女子と呼ばれたくない
「メインとサブ」 カルチャー
「サブカル女子」という言葉を知っていますか?
サブカルとは、サブカルチャーの略称であり、メインカルチャーと対比される概念で、多くの人が支持するような主流な文化ではなく、一部の人たちだけに支持されるような少数派の文化のこと。
よって、サブカル女子とはいわゆる世の中で一般的に流行しているものではなく、少しマニアックで自分のアンテナに引っかかったものを好むなど、自身の世界観を大事にしている女性のことを指す。
わたし自身も高校生くらいから、みすゞちゃんってサブカル女子だよねと言われた経験が何度かあります。確かにサブカルチャー好きだし、女子だし、世間一般的にみたら、サブカル女子というカテゴリーに属される人間なのであろうとは思います。
しかし、わたしは「サブカル女子」という言葉自体にあまりカテゴライズされたくないというのが本音。
カテゴライズされてしまうと、世の中が認識する「サブカル女子ってこういうもの」という決まった括りの中に入れられてしまうからです。そもそも「サブカル女子」という造語の存在自体が表舞台にあり、メインカルチャーみがあるような気がする。
世の中でまだ大衆的には知られていない、もしくは一昔前に流行したけど今の大半の人は知らない、そういったものを見つけて掘り下げて、自分なりの「気になる」にアンテナを張り巡らせながら、変化している自分でありたいし、地上にあるものがメインカルチャーなら、地上には出ずに地下でコソコソとすきなものを探りたい。
なので、サブカル女子というカテゴリーには入らずに、変人とか不思議ちゃんと言われた方が個人的には腑に落ちるものがあります。
もちろん、人間の世の中はカテゴリ化の塊であり、カテゴライズされることで安心感を感じる場面の方が多いのですが。
わたしとサブカル
わたしのサブカルとの出会いの原点は、間違いなく母です。幼少期、海外のキャラクターや雑貨が好きな母は、リカちゃん人形ではなくバービー人形でわたしにごっこ遊びをさせてくれました。
15歳以降になると喫茶店という存在が好きになり、母と大阪に訪れた時は、喫茶マヅラなど喫煙可のメニューが黄みがかっているような渋めの喫茶店を巡ったり、美術に関心を持ち始めたら、篠山紀信の「快楽の館」というヌードフォトの展示に興味を持ち、東京の原美術館に訪れたりしました。
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宇宙船のような店内
それからわたしは自然と、一昔前にムーブメントを起こしたものや、あんまり流行的なものじゃないサブカルチャー的なものを自ら好むようになりました。
正直もっとアングラな世界に足を踏み入れてみたいし、現時点での自分の趣向も気に入っています。これからも自分なりのアンテナを張って、流行に惑わされない、わたしなりのスキを追い求めていきたいと思います。
最近のわたしというと
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余談ですが先日、小沢健二のライブに1人で行きました。
音楽はもちろん、オザケンさんのお話はユニークで興味深く、とても多幸感にあふれた時間。個人的に好きな「ある光」という曲も歌ってくれました。他にも、ラブリー、強い気持ち・強い愛、今夜はブギーバック、流動体についてなどをオザケンさんが歌っていた時、めちゃくちゃ幸せそうな顔しながら一緒に歌ってたと思います。
母が教えてくれなかったら、私はオザケンさんに出会えなかったし、「オザケン」がちらほらと出てくる岡崎京子先生の漫画も読まなかった。フリッパーズ・ギターも知らなかったしCorneliusの音楽も聞かなかった。みうらじゅんやクドカンの映画や本も観たり読んだりしなかった。ピチカート・ファイヴの「ベイビィ・ポータブル・ロック」や、杉山清貴&オメガトライブの「ふたりの夏物語」をカラオケで歌うような女の子にはなりませんでした。
母がわたしに教えてくれたものを起点に、自分なりにどんどん派生していって、今のわたしがある気がする。
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挿入歌もアツいのでおすすめ
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わたしもほしい
そんなこんなで、みうらじゅんといこうせいこうが好きだから見仏記を見ようとか、あわよくば仏像巡りしようとか、岡本太郎や民俗学に関心があるから一緒に太陽の塔と民俗学博物館に行こうだとか、アングラな本が置いてある中野ブロードウェイの本屋さんに行ってアングラな世界を深堀りしてみたいと言ってくれるような、よき友達と出会えたらなと感じているこの頃です。
また書きます。
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