今のこの時期に聴きたい癒される曲・落ち着ける曲5選~シフクノオト~
今聴きたい、聴いてほしい、癒される曲。元気をもらえる曲。励まされる曲。
(※「シフクノオト」とはMr.Childrenが2004年に出したアルバムのタイトルです。至福の音、私服の音、至福ノート(譜面)など、いろんな意味が込められています。)
それでは5曲紹介します。
①Bank Band with Salyu『to U』
小林武史(Keyboards) 櫻井和寿(Vocal, Chorus) / 小倉博和(Guitar) / 亀田誠治(Bass) / 河村“カースケ”智康(Drums) /山本拓夫(Sax) /四家卯大(Cello) / 沖祥子(Violin) / Salyu(Vocal, Chorus)
Bank Bandとはミスチルのプロデュースも務めていた音楽プロデューサーの小林武史さんとMr.Childrenの櫻井和寿を中心に活動しているバンドで、この『to U』はもともと2006年に発売された曲です。
この動画にも出てくるメンバーは、他のアーティストのサポートメンバーやライブのバックバンドも務めるプロミュージシャンです。Bank Bandを中心に開催される音楽フェス「ap bank fes」でも歌われてきた曲です。この状況下ですが、先日Bank Bandはメッセージとこの『to U』を届けてくれました。
以下、コメントの引用です。
ap bankでは、昨今のマスクが不足している状況を鑑み、感染リスクの中でご尽力されている保健・福祉・行政・医療周辺・教育系施設の方々向けにマスクを寄付する「PROTECT “to U”(プロテクト トゥーユー)」プロジェクトを2020年5月8日に立ち上げました。
合わせて、Bank Band with Salyu として「to U -PROTECT “to U” version- 」の映像を制作。
新型コロナウイルスと向き合う医療従事者の方々や、今の状況に不安な思いを抱えている全ての人たちに向けて、未来への希望を込めてリモートセッションによって撮影されました。
全国的に外出自粛が延長され、公演の中止や延期が続いている昨今ですが、それぞれの場所からでも繋がっている同じ気持ちを共有して頂き、少しでも皆さまの力になることを心から願っています。
↑↑こちらにも小林さん、櫻井さんのコメントが載っています。小林さんのコメントが本当にすごい。
「感動や泣ける」といった言葉では表せないぐらいに、この曲で心が動かされました。今聴きたい、いろんな人に聴いてほしい1曲です。
②桑田佳祐『明日晴れるかな』
2007年に発売された曲です。フジテレビの月9ドラマ「プロポーズ大作戦」の主題歌にもなっていました。
当時「プロポーズ大作戦」というドラマを見ていたときは男女の恋愛模様を描いたラブソングだと思っていました。しかし、先日、桑田さんの曲のMVがYouTubeで解禁されたことを機にこの曲を改めて聴いてみると、今の日本や世界の状況を表す言葉一つ一つが今を生きている人に勇気をくれるような、応援してくれる曲であると分かりました。
Oh, baby. You’re maybe.
もう少しの勝負じゃない!!
くじけそうな Feeling
乗り越えて One more chance.
③久石譲『Cinema Nostalgia』
映写機を手巻きで回すおじさんが浮かんだ人は多いのではないでしょうか。
この方ですね。金曜ロードショーのOPとして1997年4月4日 - 2009年3月20日まで使われていたようです。制作は宮崎駿、アニメーションは『耳をすませば』で知られる近藤喜文。
久石さんはスタジオジブリの映画作品の音楽、北野武監督作『菊次郎の夏』の劇中曲「summer」はじめ、世界的でも活躍しています。
普段あまりクラシックやオーケストラの曲は聴きません。でも、久石さんの曲は曲タイトルが分からなくても情景が浮かぶ、まさにこの曲がそうです。題名通りに金曜ロードショーを見ていた時期に、ノスタルジックな気持ちにさせてくれると思います。1代目の夕日と海がバックに映った『Friday Night Fantasy』も人気がありますが、この2代目の人気も根強いです。もう10年以上経つんですね。。
④中島みゆき『時代』
公式ではフルバージョンがありませんでした。
このイントロ~1番のサビまで。これだけでも歌詞が刺さります。今は本当に苦しい状況かも知れないけど、後で振り返ればこんなこともあったと、だからこそ今を頑張れると奮い立たせてくれるような曲です。
中島みゆきさんの楽曲は他にも『ファイト!』『糸』など、50年後も100年後もその先も歌い継がれるパワーを感じます。多くのアーティストによってカバーされて歌い継がれていくと思います。
この曲が発売されたのは1975年です。中島みゆきさんの制作当時の「時代のこと」を歌っているのかもしれませんが、それがどの時代にも響くメッセージであることが長く歌い継がれる所以だと思います。懐かしさと安らぎ、全ての疲れを包んでくれるような歌声、これからを生きる活力になる曲です。
⑤坂本九『見上げてごらん夜の星を』
こちらはYouTubeに公式がありませんでした。日本人なら全員が知っている曲だと思います。世界中で聴かれている楽曲です。もともとは作詞永六輔、作曲いずみたくの同名ミュージカルの主題歌だったものを、渋谷毅が編曲を加え1963年に坂本九さんがレコードとしてリリースしました。あまり知られていませんがカバー曲だったんですね。
今ではシンガーソングライターや作詞・作曲・演奏までを自身でやるアーティストは当たり前ですが、特に1960年代から80年代はプロの作詞家、プロの作曲者の方が多くいたように思います。
その他『上を向いて歩こう』『明日があるさ』などの代表曲がありますが、坂本九さんはロックンロールの文化や歌い方、グルーヴをもたらした方だとよく言われます。それだけではなく、大変なことがあっても『明日があるさ』『上を向いて歩こう』、辛くなったら『見上げてごらん夜の星を』といった楽曲は、日本人の考えや精神、思想、道徳観の礎となっているのではないでしょうか。
「頑張ろう」「大丈夫」という直接的な表現は出てきませんが、奥ゆかしさやのある歌詞や雰囲気がとても好きです。
まとめ
5曲を紹介しました。
癒される、懐かしい、勇気づけられる、励まされる。
作られた曲は、もちろんその当時の世相や状況を歌われていることは多く、状況や作者の感情が時を超えて、そこから10年、20年、50年経っても色褪せることなく、励ましてくれます。
あなたにとってのシフクノオト(至福の音)は何でしょうか。
音楽は本当に素晴らしいと思いました。
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