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プログラミングと絵本の融合 ~アベベのぼうけん~

おもしろい・興味深い絵本を見つけたので報告がてら書きますー。


プログラムすごろく アベベのぼうけん 上下巻シリーズです。

この本はすごいよ。

〈 編集者からのおすすめ情報 〉
「ピタゴラスイッチ」の佐藤雅彦さん、
「考えるカラス」、「Why!?プログラミング」の石澤太祥さん、

絵本「コんガらガっち」の貝塚智子さん。
そうそうたるメンバーが送る、新感覚のプログラミングの絵本です。
絵を描くのは、国内外のミュージシャンのアートワークを手がけ、小沢健二と日米恐怖学会の絵本『アイスクリームが溶けてしまう前に(家族のハロウィーンのための連作)』が話題の、ダイスケ・ホンゴリアンさんです。
(小学館ホームページより)

めっちゃEテレ感あるメンバーで作られたこの本ですが、絵本の体をなして、ストーリーを読みながら、すごろくを解き、そのすごろくがプログラミング的思考になっているという代物です。

どういうこと?

書いといてなんですが、プログラミング的思考というものがどういうものかわかっていません。でも、読み進めていると、内部処理的にこのようなことをしているのだろうなと想像がつきます。
要は感覚的にプログラミングがどういうものかを絵本を読み進めながら学んでいくことが出来るという、”そんなわけあるかい”的な発想の本です。
お父さん、お母さんはがんばって一緒に読んであげてください。
きっとお父さん、お母さんが驚きます。(そして口と喉が疲れます)

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子どもは一生懸命、指ですごろくマスをたどっていきます。
ちゃんと順番通りに辿るだけでいいんです。
ユーモア溢れるマスを眺める、それだけでも面白いですから。

伏線の回収という行為

この本のおもしろいところは、すごろくのマス上でイベントがおこりますので、そこで起きたことが後々のストーリー展開で生きてくる。
つまりは、しっかり伏線の回収をして、ストーリーを盛り上げるのです。
フラグをたてるということはこういうことだよね、と当たり前のことに気づかされます。

伏線の回収も立派なプログラミング的行為なんですよ!(どや

文章を書くということとプログラムというのは似通った部分があるのだと改めて気づかされます。文系の人ほど、読んでもらいたい絵本です。

難問 足し算と引き算となぞなぞ

劇中に簡単な足し算や引き算が出てきます。一桁の算数なら、指をつかって教えてあげると難なくできてしまいました(天才だな
でも、二桁は無理でした。だから、読み進められない、ということではなくて、そういう場合であれば親が一緒に計算してあげてみてもよいのではないでしょうか。答えだけを教えるのではなく、そこに至るまでを一緒に辿っていくという行為も小さい子どもの発達に寄り添えるかもしれません。
(言うほど簡単ではありませんが)

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”なぞなぞ”も同じです。すぐに答えがわからないで当てずっぽうで適当なことを言う子もいると思います(うちの子がそうでした)どうしてそう思ったのか、ゆっくり解きほぐして、じっくりと対話をしながら進めていくことも大事なのではないでしょうか。(もちろん言うほど簡単ではありませんが)

ポイント

・子どもと一緒に読み進めるだけでも勉強になるよ(指で一緒に辿ること!
・難しくないよ
・文系の親は必見
・答えは一緒に解くといいと思うよ
・2冊一気に読むと40分から1時間くらいかかるから覚悟してね
・無限ループは致死的ワザ

結論:おすすめです!(雑


長いから読み聞かせ、めっちゃ大変だけどねー。

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