経営コンサルタントの仕事術”アウトプット力”
おはようございます。今朝も勢いで書きます。
経営コンサルタントはご支援先でのファシリテーションや提案、セミナーでの講演、講演会への登壇などの話す機会に加え、執筆やレポート作成などの書く機会が多い仕事である。
話す、書くといったアウトプットすることが仕事とも言える。そのため、こうしたアウトプット力はコンサルタントにとって必須のスキルである。
しかし、経営コンサルタントを目指そうとする人の話を聞いたり、書いた文章を見ているとコンサルタントに必要なアウトプットを勘違いしている人が多い。
そういう人は文章の書き方や講演での話し方、あるいはご支援先でのファシリテーションのテクニックをアウトプット力と考えている。そのため、話し方や文章の書き方を学ぼうとする。
確かに、そのようなテクニックもないよりはあった方がいい。ただ、コンサルタントに求められるのは、そのようなテクニックではない。実際にどれほど話し方や書き方が上手くてもコンサルタントになれるとは限らない。
では、どのようなアウトプットが求められるかと言うと、「成功事例」の紹介である。それも、最新の「成功事例」である。あるいは、それら成功事例から、どの会社でも同じような成果を上げられる方法として考えられた再現ノウハウである。
最新の成功事例をどれほど出せるか。また、そうしたものから作られたノウハウをどれほど持っているか。これが経営コンサルタントに求められるアウトプットである。
それを分かりやすく、実行したくなるように伝える話し方や文章へのまとめ方はあるが、それは数をこなしていけば自然と上手くなっていく。上手な方がいいが、ある程度分かりやすく伝えられれば十分である。
それよりも話す内容が大事になる。相手が求める情報を持っているかどうかである。
となると経営コンサルタントがアウトプット力を高めようと思うと、そのような情報をできるだけたくさんインプットしなければいけない。それはご支援先でのコンサルティングでもできる。ご支援先で取り組んでいただいたことで成果が上がれば、その情報は貴重なインプットになる。
このようなインプットはたくさん持っていた方がいい。ということは、経営コンサルタントとしてたくさんの支援先と長く付き合っていただくには、常に最新の成功事例のインプットをできるだけ多く続けていくことが必要。
その環境をつくらなければいけない。しかし、問題はひとりの経営コンサルタントがご支援できる会社数には限界があること。個別にご支援としてお付き合いするのは時間的な制約で限界がある。
10社を超えてくると忙しくなってくる。それを20社、30社を超えても対応ができる環境を作らなければいけない。その方法が会員制の勉強会のようなものをつくることだ。これも会員を集めて、運営していくにはノウハウが必要だがコンサルタントのインプット力を高め、それがアウトプット力を高めることになる。
話し方や書き方は経営コンサルタントのアウトプット力を高めるものとしては二の次である。
インプットに意識を向けて今日もステキな一日に。
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