22歳、しがらみと煌めき。

おひさしぶりです。今日は少し個人的なことになってしまいますが、今私が考えていることと、少しだけ未来の話をしたいと思います。

今は特に、みんながそれぞれ異なる辛さを抱えていますよね。しんどさは大きい小さいと比較するものでもなければ、我慢するものでもないと私は思います。みんなよく頑張って生きていて、それだけで十分花まるです💮 

私自身のしんどさの話も書いてあるので、負の感情が伝播してしまうタイプの方は、次の *** は飛ばして読んでくださいね。


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これを読んでくれている方の中には、私事でご心配とご迷惑をおかけした方がいるかもしれません。実は昨年末から今年の初めにかけて、身内の死や認知症の祖母の介護、それに伴う家族の疲弊などが重なり、私のこころまですり減ってしまっていました。私にとっての辛さは、デンマークでころろも身体も解放されていたのが、突然「家」という規範に(空間的にも気持ち的にも)ぎゅっと押し込められ、そのギャップに耐えられなくなっていたことでした。

家族のことが嫌いなわけでは全くありません。むしろ好きです。もちろん家族といえど埋め合わせられない価値観の相違はありますが、それでも一緒にいられることの尊さを理解しているつもりです。ここで言いたいのは、「家」の規範と適切な距離を保つことが、私の自我を保つ上で必要だったということです。介護などの問題と隣り合わせで暮らすことは、家族の一員であるという呪縛を自分にかけ続けることでもあります。そしてその呪縛から解放される空間が全くない今の状況は、とても危うい。私にとって家は「帰る」場所であり、「いる」場所ではなかったのです。

授業も就活も仕事もパソコン1台で完結してしまう便利さゆえに、私が外出すること自体がまさしく「不要不急」でした。これまで21年間、外界と接することで自我を保ってきた私は、デフォで家にいる状態によってアイデンティティ・クライシスに陥りました。しかし、自分のエゴのために外出して同居する家族(特に高齢の祖母や両親)にコロナを移してしまったら… そんな葛藤がじりじりと自分の心を蝕んでいました。

コロナはもちろんだけど、心の病も同じように重要な問題です。もちろんリスクはあるけど、結果は後から振り返ってみて初めてわかるものです。ちょっとだけでも環境を変えてみる。画面越しとは違う方法で人との繋がりを感じてみる。そういう時間を少しずつでもつくっていくことが今の自分には必要です。


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1年前。勇気を振り絞って大学を休学&デンマークに渡航し、自分の殻をバキバキ破っていた時期です。ポジティブなエネルギーに満ち溢れ、やりたいことも見つかり、人生最高潮〜!って思っていた時期です。だからこそ、今、身体がよく動く20代の時間をこうやってじりじり消費しているのがとっても悔しい。

諦めたくないけど、でも、仕方がないんですよね。嘆いてる時間もかえってこないなら、その時間さえももったいない。


今、何ができるんだろう。

終わりの見えないトンネルの中で、
不可逆な「今」の煌めきを失わずにいるには、
どうしたらいいんだろう。


実は帰国後しれっと就活をしていて、先日ある会社に承諾のお返事をしました。でも、就活を終えたという事実以上に、就活を通して自分がやりたいことと真剣に向き合い、素敵な考えをもった社会人の方々ともたくさん出会うことができたのが、あまりに良かったのです。

そこで、個人的に就活生と話す機会を設けることにしました。私が就活相談に乗る形ではあるのですが、同じ時代に同じような景色をみている人たちが、どんなことを考えていて、どんな将来を思い描いているのかを知りたかったのです。

話を聞いてみるとやはり、それぞれがすごく葛藤している。置かれた環境や、自分1人の力ではどうすることもできないような大きな問題。その中でいろんなモヤモヤを抱えています。でも、好きなことややりたいことを話している時、目の奥のスイッチがONになる瞬間があります。そんな時、私はとてもワクワクするのです。誰かが「煌めく」瞬間に立ち会うことで、失っている「今」を取り戻しているような気持ちになるのです。


私自身、この制限ある状況下で、大学を卒業するまでの残り1年をどう「煌めく」のか、その答えはまだ見つかっていません。でも、22歳の私を1mmも無駄にはしたくない。思っていること、感じていること、全て大切にしたい。


今しかない22歳の時間を、
今この瞬間にしかない気持ちを、
コロナなんかに消費させてたまるか。


何も決まっていない白紙の状態は、不確かでぐらぐらな未来は、逆に言えば何者にでもなれる可能性に満ち溢れているのかもしれません。自分自身を縛らず、心の赴くままに、もうちょっとだけ自己中心的に生きてみようかと思います。


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