見出し画像

生き物としての味噌と木桶

みそソムリエakikoです。
秋田県大館市は秋田杉の産地。ここ大館市より、味噌を通じて地域の資源を探求しております。

先日は、木桶の原料となる秋田杉の伐採現場にお邪魔する機会を頂きました。冬の林業は、それはそれは過酷な現場であります。
(たまたまこの日はお天気や気温に恵まれたのですが)


冬の厳しい気温と雪の冷たさによって、ギュッと身の締まった秋田杉。
みそ桶の原点は、この秋田の気候と林業に携わる山男様たちにあります。

木は製材された後も、生きています。
その木桶という生き物に味噌を仕込んだ後は、まるでその味噌と対話するようにしながら
木桶が味噌を育て、それによって木桶も味噌のためだけに育っていきます。

互いが生き物。
寄り添って、互いに良きよう歩みよって。
実に美しい世界です。


2年目の桶と3年目の桶です。
今年の味噌を仕込むために、中の味噌を開け、洗浄し、1日浸水してから仕込みをします。

木桶の味噌は、
種味噌を入れなくとも、また、酵母を添加しなくとも、
香り高い味噌に仕上がります。
(※あくまでも個人の感想。そして個人の発酵環境での実感です。)

木桶や手前味噌。
扱いに手間や工夫が必要なのは、「生きている証」ということでしょう。

秋田杉の木桶についてのお問合せ・ご注文は↑までお気軽に♪


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?