マガジンのカバー画像

子育て

65
子どもとの暮らし,教育などについて記述した記事をまとめました。
運営しているクリエイター

#子育て

iPadを使った作文支援~私が京都市長になったら~

 夏休み後半は宿題・宿題・宿題Daysを送った,我が家の中学生。国語の宿題の一つは,様々な作文コンクールの課題から好きなテーマを選んで書くというものだった。はじめは平凡に読書感想文にすると言って,「気分はもう,裁判長」なんていう家庭裁判所の裁判傍聴レポを読んでいたんだけれども読み終わらず。「私たちも裁判を傍聴しに行って,感想文に盛り込めたらいいよねー。」なんて言っていた頃は,余裕たっぷりだったなぁ・・・(遠い目)もちろん大量の宿題におわれてそんな暇なんぞなくなり,選んだ本を読

めぐれ,ゆとり!

 先日のことだった。  あるショッピングビルの1階でエレベーターを待っていた時のこと。エレベーターが到着してトビラが開くと,双子ちゃん用の大きなベビーカーとお母さんが乗っていた。ベビーカーはエレベーターの扉側に背を向けて乗せられていたので,子どもちゃんたちの姿は見えない。しかしお母さんがベビーカーをエレベーターから降ろそうとした時,「ごーん!!!」というただならぬ音がして,ベビーカーに乗っている(と思われる)子どもちゃんに何ごとかが起こったことが分かった。慌てて「大丈夫です

予算会議2019開会

 我が家の新年恒例行事といえば・・・  「予算会議」  初詣,とかぢゃなくてですね。我が家の財務大臣(ワタクシ)が議会を召集して,今年1年の予算編成をするわけでございます。・・・ってそういうのは新年始まってからじゃ遅いだろ!って声が聞こえてきそうなんだけど,年末のドタバタの時になんてやってられっか。ということで,大概新年に食い込んでからノロノロと開会される予算会議。しかも去年は途中から家計簿が迷走してしまって,例年のどんぶり勘定がさらにグレードアップしてしまい,収支決算報

The king of ほがらかー

「お米やさんが,一世一代でおわってしまった」  ホームエデュケーション中のムスメちゃん,ようやく英語と算数に加えて国語のドリルに着手できたんだけど。だけど。「一世一代」で文章を作りなさいっていう問題に,こんな珍回答を繰り出してきやがります。そんでもって「耳を貸す」には,「お母さんが耳を貸してと言うので,耳を貸してあげた。」ま,まぁ,ギリギリセーフ?内容ゼロだけど。それから「手を焼く」には,「かわいいわが子に手を焼く」って書くので「おっ!いけたじゃん。」と思って「手を焼いてな

ホームエデュケーション

 学校お休み中のムスメちゃん,ただいまホームエデュケーション中。・・・といっても教科学習に関しては大したことしてないんだけど,英語の基礎は私が教えてアプリで練習。算数は受験レベルのテキストをしてみたいと言うので,あーだこーだ言いながら一緒に解いてみている。大人になって算数するのって楽しいなって,嬉々として解いている私の横でうんうん唸るムスメちゃん(時々ナミダ)。でも自分からやりたい!と言っただけあって,一日に数問しか解けなくても地道に取り組んでレベルアップしている。一方国語も

小学校英語がカオスだった

 もうすぐ小学校卒業を迎えるムスメちゃん,中学に向けて「英語って楽しいな♡」と思ってもらいたくて英語教室を検索してみた。色々と探してみたのだけれども場所や時間などでなかなか合うところが見つからず,オンライン講座もあたってみたのだが,色々ありすぎて探すのが億劫になってしまった。しかも英会話よりは英語の基礎的な部分(文法)を学んでほしいと思ったのだが,オンラインで見つかるのは英会話ばかり・・・力尽きてタブレットに英語アプリを入れて,初歩の初歩から一緒にやってみたのだが。  おぬ

組体操の構造的罠

 今からちょっとズルいことをする。  大きい声で,直接伝えることが(私の力量的に)できないから,ここでそっと呟かせてもらおうと思うのだ。  組体操は嫌だ,と。  ここで組体操を巡って起こっている個別具体的なことは(我が子のことを含めて)書かない。そして私は特定の誰かを非難したり批判したりしたいわけではない。というよりむしろ,真の意味での「悪モノ」なんていないっていうところに,組体操というものが持つ巨大な闇があると思っている。「だーれも悪くないのに,何だかコワイことになって

自由を拒否られる

 「書いていいよ。」とムスメが言うので書いた,先週のnote。あとからムスメに「見せて見せて♪」とせがまれて,なんとなく恥ずかしいから渋っていると,  「私には見る権利がある!」  ときたもんだ。はいきた正論!!「ロジカルに筋が通っている」ことに弱い私は,その言葉に屈するよりほかなかった。ニマニマしながら読んでいるムスメに「これでよかった?」と聞くと,「いいよー」って言うので心なしかほっとした。なにを思っているのかは,まぁコワイのであえて聞かない。  さてそんなムスメち

ファンタジっ子のおはなし

 今週は色々ありすぎてnoteを書く時間がとれなかったので,すみません,ミニミニです。  昨日友人に「やすとも知らないの!?」と驚かれた話をオット氏にした時のこと。 オット「海原やすよともこね,有名だよ。何しろこの人たち,サラブレッドだから。」 ムスメ「サラブレッドってなに?」 オット「サラブレッドっていうのは,足の速い馬と馬をかけあわせて・・・(説明)」 オット「だから,この漫才師の二人がサラブレッドだっていうのは,この人たちのおばあちゃんが・・・」 ムスメ「馬ってこと

読解力がついたらスマホ!?

 「読解力がついたらスマホを持たせてあげる,っていう条件はどう?」  子どもにスマホを持たせるか否か問題が浮上しつつある中,私はオット氏にそう提案したことがあった。しかしそれは即座に却下され,「何かの報酬として,あるいは何かと交換条件にスマホを許可する,なんて論外。」とお叱りを受けた。ううう反論の余地がないけれど,「でも読解力は喫緊の課題だよ。」と苦し紛れに応戦。そしてもちろん「読解力は読解力でつけたらいい。スマホとは関係ない。」とにべもなく言われた。はい,その通りでござい

スマホが欲しいムスメを通して考えたこと

 「スマホいいな~」  とムスメが呟くようになったのは、この1年くらいのことである。「まだダメだよ。」「いつになったらいいの?」「お母さんが、もうスマホを持っても大丈夫だなと思った時だよ。」「え~。どうなったらいいの?」なんていうやり取りはさんざん繰り広げられてきているのであるが、具体的な条件は提示せずにはぐらかしている。実際「これだけの情報リテラシーを身につけられたら」とか、「こういう危機管理ができるようになったら」なんていうクリアな条件があるわけでもないし、それをどう測

愉快で自由な汁飯香

 梟文庫のおなじみプログラムに「汁飯香(しるめしこう)」というお料理企画がある。料理研究家土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」にヒントを得て,「お味噌汁(汁)」「ご飯(飯)」「お漬物(香)」の3種類でシンプルなお昼ご飯を子どもたちと作って食べることにしたのだ。春休みなど長期休暇のあいだ,仕事で親御さんがいない子どもたちのお昼ご飯をまかなえたらという思いもあるが,それよりはむしろ「子どもだって,自分の食べるご飯を自分で整えられるようにならないとね!」というちょっと説教じみ

みんなで,分けましょう!

 私は東京生まれ,東京育ちである。  それも大都会ど真ん中の,マンション暮らしであった。町内会なんていうのも(たぶん,記憶の限り)ないし,思春期を過ぎた頃には両親の事情で親戚付き合いもほとんど絶ってしまったものだから,「コミュニティの中で生きている」感覚はほぼゼロだったように思う。だからそんな私が今こうしてコミュニティの中で活動しているというのは,自分でも変な気がする時がある。だけどここへたどり着く道筋というのは確かにあったんだなぁと,先日新聞の取材を受けながらしみじみと感じ

軟派な理由で子どもを預ける

 子育て期間中の「私の」QOL(生活の質)を左右することのひとつに,  「軟派な理由で子どもを預ける先があるかどうか」  があるんじゃないかと思っている。核家族で両親遠方,なんていう状況に置かれていると,「いざ」という時に頼れる人が身近にいてくれると心強いものだが,私がここで言いたいのはそんな緊急事態のライフラインみたいなもののことではない。そうではなくって,オットの帰りが遅いけれど「忘年会行きたいなー」なんて時に,「ちょっとお願いできる?」と気楽に尋ね合える友人がいるか