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利尻島の翌日は函館往復乗り鉄♡
JR北海道の在来線6日間乗り放題のきっぷだが、利用期間はあと1日残っていた。
ので。
サロベツ→ライラックでつつがなく帰宅できたら最終日は日帰り乗り鉄しようとサロベツに乗りながら考えていた。
どこに行こうかな。
どうせなら比較的乗車時間が短くてここんとこ行ってなくて美味しいものが食べられるところがいいな。
そだ。函館にラッキーピエロのハンバーグ食べに行こ。
理想としては札幌駅6:52発の特急北斗4号に乗りたかった。
でもちょっと寝坊したので洗濯を済ませてから出かけようと洗濯機を回し始めてしまい、結局札幌駅10:57発の北斗10号に乗ったのだった。
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アタシにとって指定席を取る一番の利点は、好みの席を選択するため汽車が入線するまで乗車口で頑張ってなくていい分駅での行動が自由になることだとこのきっぷを使った利尻島旅で知った。
予め席が決まっているなら発車まではフリーでいられる。
お陰で初めて特急の入線の一部始終を見ることができた。
お陰でこんなのも見られた。
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あれ、こんなところに立ち食い蕎麦屋があった。
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これまでは6:50よりも前に発車する汽車ばっかり使っていたので気がつかなかったんだな。
今度、ゆっくり出る汽車で旅するときは利用してみよう。
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もっと早い時間帯だと出勤に使う人もいるのだろうが、平日の昼近い指定席は空いていた。
この日の荷物は前日までとは打って変わってこのデイバックとショルダーバッグだけ。
中身はレインポンチョと防寒用のあったか裏地がついたウインドブレーカー。
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ディーゼル特急はさくさくと進む。
東室蘭駅構内でDECMOに出くわした。油断してたのでシャッターが遅れた。
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洞爺を出るとトンネルが連続するようになる。鉄路だけでなく国道もそこそこ勾配のきつい峠道になる。
噴火湾の北側はけっこうな交通難所なのだ。
汽車が海岸線を離れ、何個目かのトンネルを過ぎると、汽車でしか行くことのできない秘境駅、小幌駅を特急は一瞬で通り過ぎる。
ここは冬は厳寒で吹き溜まった雪と夏場はヒグマが出没しそうな一日数本止まるだけの各停でしか行くことができない割にはこの駅から乗り込む人に行き会う確率がかなり高いという不思議な駅なのだ。
なのでせめてホーム名くらい写真に撮りたかった。
のだが。
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撮り方を間違えた。
噴火湾は陸が大きな弧を描いて海を抱いているので汽車の走行距離はけっこうあるが、直線距離だと八雲~室蘭は案外近い。
ちょっと振り返ったら室蘭方面にヤバい雲。かなりの雨が降っているようだ。
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駒ヶ岳。
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森駅で、何かの研修か勉強会をしていた。
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お疲れ様です。
大沼まで、駒ケ岳は時に近づき時に離れしながら、たまに「あれっ?」と思う方角から現れる。
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函館駅には遅れなく着いた。
改札を出たところに6日間周遊きっぷのポスターがあった。
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ちなみにこのきっぷ、改札機に通すことができる。
出発駅で改札機を通さなくても到着駅の改札機は問題なく通る。
フリーきっぷだからかな。
そして朗報。
発売・設定期間が延長になったとのこと。
これは嬉しい♡
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ただし、JR北海道のHPによると、「これは北海道の『ぐるっと北海道・公共交通利用促進キャンペーン』に参画し、北海道からの補助金を活用するきっぷのため、補助金をもとに算定した販売予定枚数が上限に達した場合は、発売期間中でも発売を終了します」とのこと。
販売期間中とはいえ、希望したときに必ず買えるとは限らないわけだ。
函館駅。
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お目当てのラッキーピエロ函館駅前店に向かう。
ついうっかり昔の店舗跡に行ってしまい、かなり遠回りしてしもた。
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修学旅行か、中学生がいっぱいいた。
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当初は店内でゆっくり食べるつもりだったけれど、元気のいい中学生がたくさんい、大声でおしゃべりし、その合間に咳をしている子が何人かいたので、おばさんは恐れをなしてテイクアウトにしたのだった。
テイクアウトしたハンバーガーとポテトは、桟橋に展示されている摩周丸の傍で食べることにした。
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初めて来道した際は青森駅まで寝台急行に乗り、青森駅の桟橋から青函連絡船に乗り、函館に着いたらまた桟橋を渡って函館~札幌の急行に乗り継いだんだった。
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とても食べきれなかったので、残りは再びラッピングに包み、帰りの汽車で食べることにした。
函館山。
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実は函館山から見る夜景は未だ拝見していないので、そのうち見てみたいと思う。
ハマナスが咲き始めていた。
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ラッキーピエロのハンバーガーを食べる目的は果たした。
札幌へ帰る最終は、函館18:48発の北斗21号で、札幌駅22:37着予定だ。
これに乗るならハリストス正教会やらも観に行くことも可能だが、欲張るとアタシの場合コケることも多々あるので、まあここは素直に帰札することにする。
函館駅に停まっていた汽車たち。
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いや~、キハ40頑張ってるな~。
キハ281が停まっていた。
昨年霧多布に行った折、札幌から釧路までこれに乗ったんだった。
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特急北斗はキハ261。気動車のわりにとても静か。そして早い。
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帰路の指定席は往路と反対の山側だったので、往路では見られなかった五稜郭駅の貨物列車なども見ることができた。
五稜郭駅は貨物の駅でもある。
台車にも車体番号があるのを始めて知った。
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大沼駅近く、小沼越しに見える駒ケ岳。
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帰路は長万部を過ぎた辺りでトンネルを意識し、連写モードに設定し、トンネルとトンネルの間の藪の中にあって薄暗くなっているであろう小幌駅をなんとか写すためにシャッタースピード優先でISO3200でカメラを構え、長いトンネルを出たところでここぞとばかりにシャッターを切って、なんとか撮れたのはいいが、シャッタースピードが速すぎたらしく画像が真っ黒で、まるで心霊写真みたいだった。
明るさ補正してなんとか見えるようにしたけれど、今度は画素数が荒くてこっちもより心霊写真ちっく。
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アタシが小幌駅ホームの写真をうまく撮れなくて悔しがっている間にもディーゼル特急はさくさく進む。
洞爺の駅近くから見える西日に染まった山は、有珠山か、昭和新山か。
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白老を出たころにはもう日は完全に沈んでい、樽前山もぼんやりとしか写せない。
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この日はアカメアマガエルのchobicoTシャツでお出かけ。
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今年はメンダコシャツが欲しいな♪
あとは札幌に着くのを待つだけだったのだが、ウトナイ湖付近を走行中、特急が停止した。
先行の列車がシカを撥ねたらしい。
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ここで遅延すると他路線への乗り換えに大いに支障をきたすので、車掌さんが他路線と連絡を取り調整を図るため車両を巡り、乗り換える人の有無を確認していた。
このときは幸いシカを撥ねた汽車に故障がなかったようで、20分ほど遅れて発車できた。
期限内に帰りつくことができてよかった。
JR北海道では野生動物との接触での遅延はままあること。以前冬の北見から乗った快速がシカを轢いた(撥ねたのではなく、轢いた)際の車輪越しのエグい感覚は忘れられない。
やはり乗り鉄は、特に北海道では、余裕を持って移動するのが吉。
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