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北欧のサステナビリティ&おすすめグッズ5選!ココ・エングストロームさんインタビュー


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Coco
日本生まれ日本育ちの31歳。オーストラリアやイギリスに滞在後、スウェーデンの大学院へ。
東京で3年勤務したのち、本社のストックホルムオフィスへ転勤。サステイナブルライフに興味を持ち始めて、YouTubeやInstagramで北欧から発信。現在北欧デザインの会社でマーケティングを担当。YouTube Instagram

取材・文・編集・デザイン:今井みさこ

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スウェーデンではサステイナブルについて日常会話の中でもそうですし、学校の教育内容にももちろん組み込まれてます。

今井みさこ:ココ・エングストロームさんとの出会いはインスタグラム。
インスタグラムでお互いのサステナブルなライフスタイルに共感し、テレビ電話をさせていただきました。北欧とサンフランシスコのサステイナブルについてお話できてとても楽しかったです。今回もまた、そういった北欧とサステイナブルなライフスタイルについてお伺いしたいと思います。
まず、サステイナブルなライフスタイルに関心をもったきっかけ、また発信しようと思ったきっかけはなんですか?

ココサスティナブルなライフスタイルに興味をもったきっかけの一つは、スウェーデンではよくディスカッションのトピックにあがってくるからです。サステイナブルな生き方ってどうしたらいいんだろうとか、そういう話題がでます。

今井みさこ:それは日常会話としてですか?

ココ:それは日常会話の中でもそうですし、学校の教育内容にももちろん組み込まれてます。メディアでも環境問題のトピックは多く取り上げられています。そうするとみんながサステイナブルな生き方について意識をするようになって、その結果スーパーなどでサステイナブル、持続可能な商品が売れるようになって、結果そういう商品が多く置かれるようになる。そのように、普段の生活の中で見たり、話したりする中でサステイナブルなライフスタイルに興味を持つようになりました。
発信しようと思ったきっかけは、サステイナブルについて学んでいく中で、前職で担当していたYouTubeの動画マーケティングのノウハウを活かしたかったからです。YouTubeは個人として何かをやるときに始めやすいプラットフォームでした。Instagramも同時に利用しています。あとは、コロナの影響で解雇されたことで自分の時間が増えたので、アウトプットに時間をかけれるようになったのも発信に力を入れようと思った大きな理由です。

今井みさこ:サステイナブルなライフスタイルを心がけるようになって自分の考え方の変化などはありましたか?

ココ知れば知るほど、知らないことを知らされます。例えば、お肉を食べ続けることで派生する影響や、プラスチックが原因で起こる環境問題、ファッション産業に関係する労働環境やマテリアル問題など、自分の考えてなかった範囲のことを学ぶと、こんなにも知らずに生活していたことに愕然としました。今では、企業理念などを読んで共感してから買うようになりました。

今井みさこ:それすごいわかります。広告には騙されないぞ!という気持ちになりますよね。

ココ:本当にその通りです。ただ「サステイナブルです、エコですとか、持続可能なプロダクトです」と謳っているだけではなくて、実際にやっていることや、それによってどう影響があるのかなど、企業理念などを読んで、会社の中身を知ってから買おう。という考え方になりました。何かを買うということは自分の一票。以前よりお金を使うという重さを感じるようにもなりました。

今井みさこ:わかります。いかにマーケティングとプロモーションに自分が踊らされてたかみたいなことに気づきますよね。

ココ:本当にそうですよね。日本にいると「自分は中流階級の生活をしている」と思っている人が多いと思うのですが、世界的に見るとほぼ上流階級ですよね。ほとんどの人が短大や大学を卒業して、スーパーに行けば、好きなものをいつでも手に入る便利な国にいる。
世界から見ると裕福な先進国です。例えば、世界の貧困層と日本を比べたときにCO2排出量は日本のほうが圧倒的に多い。日本にいると、そのように地球規模の視点で自分の生活を比べるきっかけが全然なかったのでそういうことにも気づけなかった。

今井みさこ:わたしも海外は白人ばかりなんだと思っていました。実際は世界の人口の60%がアジア系の人種なんですよね。わたしもそういった世界規模で何かを知るきっかけが日本にいるときは少なかったと感じてます。アメリカに住むといろんな文化背景の人が多いので、世界が身近になりました。

ココ:今でも1日2ドルで生活している人はいて、わたしたちと全然違うライフスタイルをしている人たちがいるという事実を考えたときに、わたしたちがまずは変わらないといけないなという当事者意識がでてきました。ゴミ問題やCO2による環境破壊をしてしまう原因をつくっているのはわたしたちなんだということに目を背けずに、自分が行動しようと決めました。
あと楽しいなと思えることが大切ですよね。

今井みさこ:まさに!本当にそれは大切なことです。サステイナブルに関する記事を読むと、環境のためにやらなくちゃという義務感や使命感で取り組む印象を受けますが、そうじゃない。サステイナブルなプロダクトを選ぶプロセスなどを楽しいと思って行動を続けないと社会にいい影響もでないし、自分も続かないですよね。

ココ:本当にそう思います。極端になるのではなくて、こんな選択肢面白いなとかこんなプロダクトあるんだという新しい選択肢を楽しんでもらえるようなYouTubeチャンネルにしたいなあと思って配信しています。
YouTubeで動画をつくるときに、出来る限り調べたうえで商品やライフスタイルを紹介しているので、日々アウトプットを考えながら生活しています。それがとても楽しいです。

今井みさこ:日々サステイナブルを意識して生活する中で、これはスウェーデンならではだなと感じることはありますか?

ココ:スウェーデンではサステイナブルについての情報認知度が高いです。例えば、環境活動家のグレタ・トゥーンベリさんもスウェーデン出身ですね。学校でサステイナブルについて学ぶ機会も多いので、会社にくるインターンの若い子たちもヴィーガンの子が多かったです。スウェーデンには特別にサステイナブル専門ショップがあるわけではなくて、どこのスーパーでもサステイナブルな商品を扱っています。サステイナブルな選択肢がとても身近なんです。

今井みさこ:北欧は家具でも有名ですよね。そういった家具を長く代々家族で使うという印象があります。

ココ:そうですね。地震など自然災害が少ない国なので、古いものが長く残っているように思います。そして大量生産大量消費はカッコよくないという雰囲気があるというか、古いものを大切にする文化があります。夫はスウェーデン人なのですが、夫の祖母の代から続いてる食器や家具がまだ家に残っていて日常的に使っています。あと、スウェーデンにはアンティークショップがたくさんあります。最近では、スウェーデンの家具会社IKEAがセカンドハンド(家具買取りサービス)を始めています。スウェーデン企業はそういった取り組みを積極的にしています。
他にスウェーデンらしいこととして、缶やペットボトルを購入する際にデポジットが必要という点も面白いかと思います。捨てずリサイクルに出してデポジットを返してもらうんですが、誰でももちろん自分がデポジットとして払ったお金は返してほしいですよね。環境のためにというよりも自分のためにやっていることが、結果として環境によい影響を与えている。缶やペットボトルでの販売を禁止にするのではなく、リサイクルする制度を作ることで、経済活動と共存できるような仕組みになっています。そういった政策を行っているのもスウェーデンっぽいところです。

今井みさこ:なるほど。では、サステナビリティ以外でスウェーデンの気に入っているところはありますか?

ココ女性の平等という点でも合理的でいいなと思っています。待機児童はいなくて、必ず子供が預けられる環境です。わたしみたいな外国人でも絶対に預けられます。そして保育園、幼稚園そして大学まで全部無料なんです。女性も同じように働ける権利が守られています。税金は泣きたくなるくらい高いけど、住んでいて好きな街です。

今井みさこ:スウェーデンの税金ってそんなに高いんですか?

ココ:例えば、消費税は25%で所得税も収入によりますがお給料の30%〜40%取られるイメージです。

今井みさこ:それは大きいですね!

ココ:そうなんです。だからこそ、国民は政治に関する興味関心が高いです。税金の使い方など明確に公開さてれていて、国民もそれをきちんと見ようという意識です。

今井みさこ:それがすごいですよね。今までオーストラリアやイギリスなどにも住んでいたことがあると思うのですが、スウェーデンにはずっと住んでいたい街ですか?

ココ:せっかくスウェーデン語も勉強したのであと5年くらいはスウェーデンにいたいですね。あとはシンガポールやカリフォルニアにも興味があります。最近、カリフォルニア州が2035年までにガソリン車の新車販売を禁止という記事を読んだのですが、アメリカってこういう取り組みができるのがすごいですよね。

今井みさこ:そうですね。そういった取り組みはカリフォルニア州しかできないことですね。カリフォルニア州の中でも特に、わたしが住んでいるサンフランシスコはそういった政策に賛成する人と実行できる人が多くいます。電気自動車のテスラも町中でたくさん見かけます。アメリカってさまざまな文化背景をもった州の集まりなので、”アメリカ”と一括にするのが難しいと感じます。どの州に住むかによって、ライフスタイルも大きく変わってきますよ。わたしはここ5年はこのサンフランシスコ周辺に住んでいたいです。

ココ:アメリカの企業と仕事をする際に、たくさんの驚きがありました。スウェーデンって日本っぽいところがあって、協調性を大切にします。だけどアメリカはグイグイきて、プレゼンテーションの勢いが違う。そういった国によっての違いはおもしろいですよね。

今井みさこ:アメリカは自分は何ができるかが大切な国なので、プレゼンテーションや発言の仕方は教育の中でも大切にされていることです。そういったスタイルはアメリカの歴史背景から影響されているらしいと、最近アメリカの歴史を学んで知りました。

ココ:そうなんですね。興味深いです。わたしは今後どこの国に住むことになっても、チャレンジできる自分でいたいと思っています。

今井みさこ:他の国に移住となると家族にも影響がでてきますよね。そういうサステイナブルな生活をする中でパートナーとはどのようにコミュニケーションを取っていますか?

ココ:サステイナブルについては、常日頃から話しているのでわたしがYouTubeでこういう発信をしたいなと伝えると「良いね良いね」と前面応援してくれています。何をチャレンジするにも協力してくれる人なので助かっています。

今井みさこ:理想なサステイナブルな生活ってどんな生活ですか?

ココ新しいことや考え方に触れたときに、否定せず順応していけるような生き方がいいですね。例えば、「私にはできない」ではなくて、「やってみようかな」とチャレンジできる自分でいたいです。
将来子供ができたときに「お母さん、行動してくれてありがとう」と思ってもらえるような生き方をしたいです。

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ココ・エングストロームさんおすすめのサステイナブルなプロダクトを紹介します。

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100% 土に還るコンポスト可能なマテリアル-Pelaの携帯ケースhttps://pelacase.com/

透明性の高い商品を作る会社-Loviaの財布(サーモンの皮や家具を作る際の廃材を使用)
https://www.loviacollection.com/shop-all/wallets/ 

繰り返し1年使える蜜蝋ラップ-Beeswrap
https://www.beeswrap.com/

数字で戦う美味しいオーツ(麦)ミルク-Oatly
https://www.oatly.com/int/

成長が早いマテリアルバンブー歯ブラシ-The humble co
https://www.thehumble.co/

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この記事はわたしが運営するメディア【Better Life Artist】2020年10月に公開した【北欧のサステイナブルなライフスタイルを発信するココ・エングストロームさんインタビュー「スウェーデンではサステイナブルな選択肢がとても身近です」】を再編集したものです。

最新記事は【Better Life Artist】に公開中です。そちらもぜひ御覧ください。
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