見出し画像

もうなにも克服しないと決めた【1】習慣にしようすること

『成功するには習慣化が大切』
それはあらゆる場面で言われていて、その理屈は理解できる。でも、私は習慣にしようとすることをやめることを習慣にすることにしました。

やめたことで感じたのは

①苦しさが激減

そもそも「成功!成長!」という意識が来るしかったんだなって気がつきました。
世の中で言われている成功や成長って、ムラや揺らぎを許さず、右肩上がりのみを良しとしているように感じて、本当は好きじゃなかったのです。

程度の大小問わず病や障害を抱えていたり、性別が女性だったりすると、揺らぎのない右肩上がりは無理な話。だって、女性のホルモンバランスは一定じゃない。病や障害による心身の影響も一定じゃない。揺れて波のように上がったり下がったりするのは当然だと思うのです。

自分で自分を「習慣化しないと成長できないよ」って追い立て、揺らぐことを許さない。それが一番苦しい。
自分が揺らぐことを自分に許可したら、苦しさは激減したのでした。

②習慣化しないことで、得る感覚がある

毎日ぜったいにこの順でこれをする!と決めていた時は見て見ぬふりをしていた「なぜか今日は気分が乗らない」「今日はちょっと体が重い」のような、体からの小さな声を拾えるようになりました。

習慣にすることだけを重視していると、こういう声は、まるで怠惰に導く悪魔の囁きのように思えてしまう。

本当は、それを拾うことは堕落への一歩ではなく、現状の見直しと工夫と微調整への一歩だったのです。
例えば、今までの時間割だと自分にとっては睡眠が短いかな?とか。これが必要だと言われて勉強しているけど、本当はこれじゃなくてあれが学びたい、とか。

だから何もやらない続けない、ではない

毎日起きて、寝る。ごはんを作っては食べ、消化し、排泄する。仕事の日には仕事に行くし、行ったら帰る。
ピアノを弾いていた頃は毎日ピアノを弾いていたし、学生の頃は毎日勉強をしていた。今は文章を書いたり本を読んだりする。体が疲れたらセルフ施術という名のストレッチをする。

あえて習慣にしなくても、日々たくさんのことをしている。あえてやる気を出して行動しなくても、ヌルっと淡々と、たくさんのことをしている。

それが充分だなと思います。
だから私は習慣にしようとすることをやめることを習慣にしています。

#習慣にしていること

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?