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被害者にならないこと

北海道を出て関東に引っ越してきて1か月が経ちました。

引っ越してきた当初は梅雨、梅雨が明けたら毎日めちゃくちゃ暑い。
気温や湿度の高さに、北国生まれ北国育ちの私の体は全然適応できていません…。
すでに雪が恋しいです。
ちょっと疑問なんですけど、この暑さずっとこの環境にいたら慣れるもんなんですか????
2日前は軽く脱水になりました。朝からだるくてベッドからなかなか動けず水分摂取不足。そしてその日は割と風があったからエアコンつけずに過ごしていてたら、まんまと軽く脱水っぽくなりました。
おそらく寝ている間にもだいぶ汗をかいていたんでしょう…。

朝から頭痛いし体だるいし変だなーと思っていたのに、脱水かも?と気づいたのは夕方。体に熱がこもってる気がする…と思って、熱を測ったら微熱だったことから、あ、これは脱水か、と気が付きました。
医療者なのに自分の体のこととなると鈍い…。

すべては暑さのせいだ…


嫌なことがあった時、思い通りにいかない時、何かのせいにしたくなることはありませんか?
私はあります。
そして本当は違うのに、自分が被害者のような気持ちになってしまうことがあります。よくない。
何か自分の意にそぐわないことが起こった時や、期待通りの結果が得られなかった時、何かのせいにすることで自分を慰めているようなところがあると思います。

例えば。
今日はお出かけをしたんですけど、外は暑いし夏バテ中だし、途中で気持ち悪くなってしまったんですよね。
暑いのも私の体調が悪いのも誰のせいでもない。というかなんなら、私の体調管理不足ですね。2日前の脱水からずっと体調が思わしくなくて。
でも「北海道にいたらこんな体調崩したりはしなかったんだろうな…」と、今の環境を不満に思う気持ちがじわじわと出てきてしまいました。


同棲や結婚、退職、引っ越しなど、人生の岐路に立たされたかのように大事な選択や大きな変化の連続だったこの半年。


同棲を始めて2人分の家事を負担に感じた時には、「なんで私ばっかり」と思ってしまってました。
どちらかというと綺麗好きな方だと思うので、彼よりも掃除しなきゃ、とか、洗濯しなきゃ、とか思うタイミングが早いんですよね。
ちなみに一人暮らししている時はだいぶ家事サボってたし、たいして綺麗好きでもなかったけど、同棲し始めてから何故だか変わりました。

料理も割と好きな方なので家事全般を率先してやっていたのと、やっぱり実家でほとんどの家事をする母を見てきたのもあって、どこか”女性が家事をしないと”という潜在意識があって、それが自分を苦しめていたようにも思います。
彼も料理をしたり洗い物をしたりしてくれているし、気付いたらお風呂やトイレを何も言わずに掃除してくれている。私がやっていないことは彼がちゃんとやってくれていました。
だけど毎日繰り返される洗濯や料理のような家事は私がやっていることが多かったからか、”全然手伝ってくれない…生活費は折半なのに家事はなんで半分じゃないの…?”と、自分が率先して家事をやっていたにも関わらず、いつの間にか”彼がやってくれないから”みたいな勝手な思い込みが強くなってしまっていました。
しかも、私は夜勤もあって平日日中働いている彼とは生活リズムが異なっていたので、日中一人でいる時間にせっせと家事をやっていたんですよね。手伝ってもらいようのない時間に家事やって、一人で勝手に不満に思って。嫌なら家事をサボる選択肢もあったのに、変な意地みたいなのもあったのかも。
あぁ、なんとも面倒くさい。笑

そして仕事をしていてもそうなんですけど、人に何かをお願いするのが苦手なんですよね。自分でやった方が早いと思ってしまったり、何かをお願いして「そんなことも自分でやらないのか…」と思われるのが嫌なんだと思います。
自分で自分の首を絞めているのに、それに気付かずか気付かないふりをしてなのか、自分自身で”大変で可哀そうな私”に仕立て上げてしまっていました。


そのほかにも、なんとなく結婚の話が出始めたのになかなか具体的には話が進まなかった時期には、「なんで彼から言ってくれないんだろう」とか。
退職することを決めて前の職場の人との別れにさみしくなった時には、「なんでこんな思いしなきゃいけないんだろう」とか。
引っ越しや新しい家の契約で出費がかさんだ時には、「自分の都合で引っ越すわけじゃないのになんで…」とか。

こう書き出すと自己中も甚だしいですね。笑
自分が嫌いになりそうだからこれ以上書きたくなくなってきた。笑

先が見えなかったり、環境が変わったりして、なんとなーくずーっとふわふわ浮いているような気持ちのことが多かったんですよね。そのせいかいつも不安な気持ちがどこかにあって、なかなか前向きな気持ちになれない時期が続いていたのも影響していたと思います。(そう思いたい)
頭の中は常に未来への不安でいっぱいで、そばにある幸せや大事なことに目を向けられなくて、自分ばかりがどこか損をしているような気持ちでした。

彼との結婚は私にとってすごく幸せなことだし、実は職場を変えたいとも思っていたから仕事の面でもステップアップのための良いきっかけを作ってもらったし、出費がかさんでもその先には楽しい新生活が待っているかもしれない。
でもその時の私は、先の先は全く見えていなくて、かなり視野が狭くなっていました。

それに、家事を手伝ってほしいとも、結婚の話を具体的に進めたいとも、声に出して彼には伝えていなかった。
それなのに察して私の期待通りにしてほしいと思うのは間違っている。
いくら一緒にいても言わなきゃ本当のことはわからない。いろんなことを考えたり言ったりするタイミングだって人それぞれなのに、何も言わず自分のタイミングに合わせてほしいと思うのは違う。


あと、被害者思考になってしまっているとどうしても忘れがちになってしまって周りの環境や人のせいにしがちだけど、私の場合その状況すべて自分で選択している。

引っ越しも、退職も、結婚も。家事を自分ですることもすべて。
最終的にはぜーんぶ自分で選択している。

それを忘れちゃいけないなって思います。


だから、勝手に”被害者にならない”こと。
それに気づいてからは、一旦被害者になることはあっても(あるんかい)、すぐに「いやいや、ちがうでしょ」と思えるようになりました。
自分も苦しいし、間違って相手も傷つけかねないから、勝手に被害者にならないように気を付けたいものです。

ナチュラルに明るく朗らかで楽しくありたいな~。

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