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座禅体験に行ってみた。

私の類まれなる友人キダチャン。

友人の紹介で知り合った飲み友で、一見どうみてもやばそうな人なのに、実は某大学の准教授に引き抜きを蹴って、重たいぬいぐるみを商いにしようとしている実はすごい人だ。

https://note.com/kurage2020/n/n94e4152034a6



そんなキダチャンのツテで、福岡県糸島市にあるお寺『龍国寺』にお邪魔してきた。なんと住職は永平寺の出だと聞く。とても楽しみだ。

1.座禅は朝の4時半から40分

朝の4時に起きて、4時10分に家を出て暗い中、山際の方に車を走らせる。私がまだ行ったことのない地域だったが、ナビに沿って進むと迷わず行ける。ご縁のある場所なのだろう。

お寺に近づくと、作務衣を着た女性がいたので「座禅会はここですか?」と聞くと、彼女はうなずき、私が門のところに来るまで、待っていてくれた。

優しい・・・

境内に入ると、住職ともう一人お坊様がいて、座禅をうけにきた感じの良い女性がいて、少ししてキダチャンがやってくる。

ふかふかの座布団に大きめの坐布(クッションみたいなもの)があった。

股関節のおかしい私でもこれでも座れそうである。

しかし、瞑想は一人でやると20分程度なので、果たして40分も座れるのか?足が痺れて立てなかったらどうしよう・・・

そんなことを思っていると、住職がストレッチから始める。

おぉ・・・?

「足が痺れたら、足を崩してもいいですし、体を回して坐骨と膝と3点でバランスをとる感じですね」

と言われる。住職も一緒に座禅を行われる。よく想像する叩かれるやつではなかった。(子供の頃に叩かれるやつに行ったことがある)

鐘の音と共に座禅が始まる。

緊張している。おなかがすいている。あ、お腹が鳴った・・・

最近の思考がまわる・・・

うーん・・・なかなか入れないな・・・

周囲はとても静かだ。背中の痛みを感じる。くるぶしが痛い・・・

最近の執着している怒りについて考える。

あぁ、でもそんなことがあったから、私は今ここにいるんだなぁ~

ここにこれたことに感謝だなぁ~

そんなことを思っていると、お寺の鐘の音がする。

いい音だ。

住職が読経をされる。

荘厳な雰囲気で身が引きしまる。

外では、犬が目覚めを知らせ、鳥たちが一気に囀りだす。

素晴らしいBGMだった。

あ~入ったな~という思考が止まる境地でおそらく、10分くらい。

鐘の音で、座禅は終わった。

2.読経

そのあと、住職とお坊様が二人で読経を始める。

私の実家の宗派は曹洞宗(禅宗)で、しかも般若心経は暗記するくらいだったので、久しぶりの感覚が懐かしい。

もうひとつ経本があって、永平寺の名前が書かれた経本だった。

これは初めて見る。最後の方のお経は見たことがあったけど‥・

正直、法事の時は早く終わらないかぁ~とかばかり考えて、お経に集中して読むことなかったな。意味を理解しようとするにも、早すぎるし、アウトプットもままならない。クラブハウスでも僧侶の方と話す機会があったが、仏教も知らないことだらけだった。

3.お勤め

この日は、納骨堂のお掃除だった。

納骨堂と言っても仏壇があって、その下におそらくお遺骨があるのだろう。実家の納骨堂にこないだ行っておいてよかった。

仏壇の上のお花とかを下に置き、皆で分担して仏壇を吹き上げていく。

その最中で戒名を拝見して、きっと子供のうちに亡くなったんだろなぁ~とか写真を見てこの方たちはもうこの世にいないんだなぁ・・・となんだかしんみりしてしまった。

そうだった、ここはお寺だった。

4.朝食をいただく

この日は、私は仕事だったので、途中で失礼する旨を伝えると住職はあわてて、食事の準備をしてくださった。

なんだか申し訳ない。。。

『小山さんは佇まいが静かだけど、座禅をしているの?』と住職が話しかけてくれた。

座禅中と読経の時の厳しさと緊張感とは打って変わって

明るい気さくな方だった。

『瞑想をしていて・・・』というと

『ヨガ?』と聞かれる。

美しいお庭を愛でた後

食事の前に、参加者の自己紹介があったので『マインドフルネスを勉強していて、仏教の成り立ちなどに興味があります』と自己紹介をした。

食事中は、お坊様は話をしてはいけないとのことで、あまりお話はできなかったが、最初にお経を唱える。

お坊様は専用の食器を持たれていてその作法があるらしい。

これは茶道にも精通するところだろう。

出てきた食事は、赤米を混ぜた玄米を圧力鍋で炊いたもの

それにおいしいふりかけに

そばの炒め物、こんにゃくの白和え。

これがものすごくおいしかった!!!(結局そこかーい!)

幸せに浸っていたかったが、娘を起こさないといけなかったので

挨拶をしてその場を離れた。

この日は一日中眠たかったけど、充実した一日だった。

https://www.crossroadfukuoka.jp/event/?mode=detail&isSpot=1&id=4000000000271




これからもお役に立てる記事を書いていきます。