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大好きな人の夢を見た。

現実では
抱きしめてもらうだけだったけど、
今度は私が
その人を抱きしめてあげていた。

-

夕暮れの駅の改札、
階段をのぼっていく
後ろ姿を見かけた。

声をかけられない私に、
近くにいた
ホームレスのおっちゃんが

「ほら、呼び止めなよ!」
「ノポリー!(←誰やねん!笑)」
って、
彼を呼び止めてくれるくだりから。。

そして改札の脇から
現われたその人を
抱き締めてあげた後、

場面は変わって、
別の友人と家の中。

テーブルで
お茶してたらしき
その友人が、

「彼はもう、
自分の心を開いて
向き合い始めたから大丈夫。」

というところで目が覚めた。

-

数日前の過呼吸発作
(+フラッシュバックによる
パニック発作)
から、ずっと息も出来ないし、

起き上がることも出来ず
本当にしんどかった。

ひどい発作の後、
どうにか
家に辿りついた後も
発作は続き、

あまりに
苦しくって悲しくって、

ずっと封印していた
その人からの
お守りを握りしめて
嵐が過ぎ去るのを
ただただ、祈っていた。。 

-

元々、生きる力が弱い私。

あまり「生きたい!」という
グリーディーな欲望も本能もない。

できることなら
何も食べず、誰にも会わずに
ただ、こんこんと眠っていたい。

この数年は、
息も出来ない
助けもこない
毎日を生き延びるだけで
疲れ果ててしまったのが正直なところ。

-

でもあのとき、
もうダメだと
全てを諦めようとしていたとき、

「共に生きよう。」

と言ってくれた
あの人の言葉に
今も、私は生かされている。

-

一緒にはいられなかったけど、

どれだけ離れても
繋がっている感覚は消えない。

-

夢から覚めても
現実はそばにいなくても、
全然さみしくも悲しくもなかった。

どんな形でも
その人とはまた会えるから。

-

こんな夢を見るってことは
たぶん、その現実が近いんだろうな、

そんな確信だけが残っていた。

-

同じ空の下、
あの人が今も

自分の人生を
精一杯生きていることを信じてる。

-

だから絶対、
何があっても
生きることを諦めたりはしない。


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