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夕陽海彩(ゆうひ みさ)
2024年6月22日 07:22
アスファルトが焦げるような昼下がり。ゆく当てもなく家を出た私は、折角ならば書店でも探そうと、地図を睨みつつ歩いていた。そしてその場所を見つけた。目に飛び込んできたのは、店に収まりきらずに軒先に並べられた本棚と、紐でまとめられた本で足の踏み場もないような店内。わかりやすい、イメージ通りの昭和の時代の古書店だ。店には店主らしい男性と、店主と同年輩と思しき先客がひとり。一見の小
2024年3月27日 22:55
久しぶりに、実店舗の書店を散策するということをした。時間のないときにはなかなかできない、「探している本を買う」のではなく、「新しい本と出会いに行く」というアクション。でも、それをしている今、夕陽海彩は暇に飽き飽きしているのかといえば、全くもってそうではない。文化祭公演の脚本家としての仕事目下の練習中の曲小説賞に応募するべくブラッシュアップさせたい小説のプロットやる