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日本遺産〜シュガーロード〜

 2020年6月19日、「日本遺産(Japan Heritage)」(文化庁)に『砂糖文化を広めた長崎街道〜シュガーロード〜』が認定されました。
 室町時代末頃から江戸時代、西洋や中国との貿易で日本に流入した砂糖は、日本の人々の食生活に大きな影響を与えました。なかでも、海外貿易の窓口であった長崎と小倉を繋ぐ長崎街道沿いの長崎県(長崎市・諫早市・大村市)・佐賀県(嬉野市・小城市・佐賀市)・福岡県(飯塚市・北九州市)には、砂糖や外国由来の菓子が多く流入し、天ぷら、有平糖、金平糖、カステラ、おこし、大村寿司、小城羊羹など、それぞれの地域に伝えられた甘味は、銘菓・名物としていまも食べ継がれています。

その3金平糖(左)と有平糖1

金平糖(左)と有平糖

 江戸時代、長崎街道「シュガーロード」を経て、全国各地に運ばれた砂糖。海外交流の窓口だった当時の長崎には、オランダ船が出島へ、唐船が新地へ砂糖を運び込んでいました。現在、出島に行くと、「三番蔵」(復元)で、砂糖を保管していた当時の様子を見ることができます。砂糖は、丈夫な麻袋に入れられ積まれていました。

その4出島1

出島の通り

その5三番蔵の砂糖1

 出島・三番蔵の砂糖

 江戸時代、砂糖をはじめさまざまな文物が、長崎を拠点に全国各地へ、そして世界各国へ渡っていきました。そうした歴史について、展示パネルや映像でわかりやすく紹介しているのが、「筆者蘭人部屋」(復元)です。出島の中央付近の表門近くにあります。

その6筆者蘭人部屋1

 筆者蘭人部屋(復元)

 現在の出島には、「三番蔵」や「筆者蘭人部屋」のように、19世紀初頭の建物が十数棟復元されていて、各所で出島にまつわる歴史を多様な視点で紹介しています。いずれも充実した内容なので、何度も足を運んで見るのがおすすめです。

株式会社みろく屋
 みろくやは長崎のソウルフードであるちゃんぽん・皿うどんを代表商品として、長崎の「おいしい」を全国に向けて発信している企業です。
「おいしい笑顔」は「幸せな笑顔」。私たちはお客様の「おいしい笑顔」のために日々努力し、前進し続けてまいります。
株式会社みろく屋ウェブサイト https://www.mirokuya.co.jp



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