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お金の流れをよくする方法

お金の流れをよくする方法は、ズバリ「回収は早く、支払は遅く」です。これによって使えるお金も増えます。

売上代金を早く回収し、経費の支払を遅くすれば、会社のキャッシュフローは改善します。 キャッシュフローを改善したい会社は、現在の回収条件や支払条件を「当たり前」 「業界の常識」「変えられない」と思い込まずに、再交渉してみてください。回収条件、支払条件の変更は、一朝一夕にはできませんので、工夫しながら長い時間をかけて交渉することを勧めます。

回収不能になった不良債権(売掛金や受取手形)を何とか回収できないか・・・」と悩んでいる会社もあると思います。不良債権を減らすには、代金をなるべく前金でもらうことが大事です。建設業の場合、着工時、上棟時、引渡時と請負代金を3回に分けてもらうのが通常ですが、着工時や上棟時に、 少しでも多くもらうよう交渉すると不良債権対策になります。絶対ダメなのは「代金はすべて終わってから」という考え方です。

損失には、お金が出ていく損失と出ていかない損失があることを知っていますか。お金の流れ(キャッシュフロー)をよくするには、後者の損失を使うことが大切です。

要らない土地を売却して売却損失を出せば、税引前当期純利益が減ります。 その分、法人税の支払が減ります。 税引前当期純利益の何年分かに相当するほどの損失を出せば、何年もの間、法人税を払わずに済みます。
売却代金が手に入るうえ、 法人税の支払も減るため、会社に、どんどんお金がたまっていきます。この売却損失を、「特別損失」として処理すれば、営業利益や経常利益が赤字になることはありません。銀行からの評価が落ちることもありません。


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