見出し画像

「精神科医がすすめる これからの生き方図鑑」

「精神科医がすすめる これからの生き方図鑑」樺沢紫苑さんの最新刊。

樺沢紫苑さんの本はほぼ全部読んだけれど、やっぱりやらされ感がないことは生きがいを感じるのだなというのがこの本の骨子にあるのかなと思いました。ご自身もアメリカに渡る前のお仕事状況はやりがいは感じたものの、ご自分を生きていなかったのかなと私は他の本や動画などからも感じたのでした。

久々に先日紫苑さんとお会いしてお話しする機会がありましたが、その際に私に「毒が抜けた?(笑)」と話してくださいました。

そう、私もここ数年いろんなことがあり、職場も思い切って変えたという経緯もあったのでした。その心の機微を一瞬で見抜かれたのだと思います。(雰囲気にも現れるのでしょうね)

この本の中のCOLUMNのところに「相談しずらい職場でトラブルは発生する」という項目があります。まさに、そういうひどい職場にいたころ、心理職で働きながらやりがいは感じていたけれど、子供たちや親御さんの話を聞いて個人的にはアドバイスしたり、感謝されたりと本当に楽しかったけれど、横の連携があまりなく、個人のやり方を押し付けてきたり、それを独自に違う方法でやろうとすると露骨な嫌がらせをされたりと「相談できる」という環境には程遠かったのです。

職場環境を改善したり、悩みを持たれている方の相談に乗ったりしていたのに、自分が何かで悩みを抱えたときに、仲間内で相談できない、連携をとれないという環境。私は仕事それ自体は楽しかったので未練はあったのですが、早々にその職場からは立ち去りました。上司はとてもいい人たちだったので、何度も引き留めにあいましたが「このままでは自分の良さも発揮できない」と思い、その職場を去りました。

そのまま我慢していれば、それなりのポジションには立てたかもしれないけれど、時間は有限。人数の限られた職場だったので、現場では、たった2人ほどではあるけれど、そんな人にかかわっていたら私の人生がつまらないものになってしまうと思ってせっかく正社員で採用されたけれど断腸の思いでその職場を去りました。

現在はその教訓も生かし「風通しのいい職場にしましょうね」というのをスローガンにどんな小さなことでも話そうという雰囲気を構築していています。例えば、休みの調整もスムーズで、誰もが遠慮せずに休みやすい環境出あったり、困りごとがあった時はすぐに相談しみんなで解決!という感じで、チームで困難をのりこえるという雰囲気もあり、達成感をみんなで感じるというとてもいい循環をしています。

当然のことながら、職場内では悪口は一切ありません。誰もが「こうしたらいいよね」という肯定的な言葉選びも欠かさないとてもい職場に恵まれています。

そんな素晴らしい職場でもあるので「ちょい難(むず)」にも挑戦したり。今まででは考えられないような職場の環境改善や前任者が一切やっていなかった他部署への連携までもできるようになってきました。なので、毎日がワクワクです。

ちょっとしたことがきっかけで毎日の生活は大きく変わります。これはひいては人生が変わるということ。

ベイビーステップで人生を変えるためのコツがいっぱい書かれているなとおもいました。また他のところも共感した点があったのでまたアウトプットしようと思います。(「植物や小さな動物を育てる」とかまさに私のこと!?)

この記事が参加している募集

読書感想文

サポートしてくださるとうれしいです