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勉強法小説「記憶怪盗X」(2/4)

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部下A(上司) :ちゃんと生徒を狙って、役に立つ知識系の記憶を取ってこい。いいな?


部下B(部下): 了解っす。先輩!


部下B(部下) :よし、あれはどう見ても生徒ですね!しかも学習中ですぜ!
早速行ってきまーす!


部下A(上司) :おーーーーい。


ふーちゃん :(勉強中・・・)あっ。この知識は前に習ったことと似てるな。ふむふむ、ここの部分だけ違うのか。。。


部下B(部下) :はーーい。到着でーす。早速、珠を探すとしますかね。


ふーちゃん: えっと・・・。これはグループ分け出来そうだ。こことここが似てるから。。


部下B(部下) :はい、あったンゴww
やば、この珠、輝きすぎて尊いわぁww
よし、じゃあ早速頂いていく!っと・・・・
あれ?とれない。かった!なんだこれ!外れな過ぎて草。
うわっ!これ後ろになんかチェーンみたいなのついてる!どうやって外すねん!


部下Bにチェーンが襲い掛かる


部下B(部下) :ぎえええええええ。やめて。痛いから。あっ。なかなかに痛い。逃げれんやんけ!


部下A(上司): (颯爽と現れて部下Bを救出する)


部下B(部下) :はああ、、はああ、、死ぬかと思た。


部下A(上司): 全くお前は・・・


部下B(部下): 何か、何かチェーンみたいなのがあってとれなかったんすよ!記憶の珠は見つかったんすけど・・・


部下A(上司) :あの獲物は強敵だ。記憶の珠を、既に持っている珠と結び付けている。人間は新しいことを覚える時、すでに持っている知識と関連付けることで記憶を定着させることが出来るんだ。だからなかなか記憶の珠を外せなかったというわけだ。


部下B(部下) :じゃあどうすれば良かったんですか・・・


部下A(上司) :残念ながら、時期が来るまで撤退して待つしかないな。
よし、今度は私が行こう。お前もついてくるといい。


部下B(部下) :せんぱ~い。分かりました!どこまでも付いていきます!


部下A(上司) :それは気持ち悪いからやめてくれ。よし、あいつなんかいいだろう。頭は良さそうだが、コンデションの問題上記憶の珠が奪いやすくなっていそうだ。行くぞ!


部下B(部下) :ラジャー!


しつじ :ふああああ。いけない。私としたことがあくびなど。。昨日白執事のアニメを拝見しすぎたのかもしれません。しかし、テストまでは時間がない。しっかりと英単語を覚えなくては・・


部下A(上司) :よし、到着。やはりな。記憶の珠がかなり無防備になっている。これは稼ぎ時だぞ、B。


部下B(部下) :なぜ記憶の珠が無防備って分かったんです?


部下A(上司) :あいつの様子を見ていれば分かる。コンデションが悪く、頭が働いていない。故に、情報が丸暗記に近くなり、その分定着が浅くなる。その結果・・・


部下Aが記憶の珠をバっと奪う


部下A(上司) :こうやって、私たちの餌食になるってわけさ!


部下B(部下) :かっこいいっす!先輩!


しつじ :あ~、ヤバい状況でございますね。全く頭に入ってこないのであります。まるで情報を入れた瞬間、抜き取られているような・・・


部下A(上司): よし、戻ってきたわけだ。珠を見てみようか


部下B(部下) :はいっす。先輩!


部下A(上司): おお。これは見事な英単語の記憶だな。問題なしってところか。


部下B(部下) :ん・・・・?先輩、この記憶の珠、何か余計なモノ付いてません??


部下A(上司) :・・・??あ、なんだこれは。


部下B(部下) :何か「ございます」とか「で、あります」とか、訳分らん言葉が付いてますよ!


部下A(上司) :なんじゃこりゃあ!


部下B(部下) :先輩もミスするんですね(笑) 滑稽滑稽。


部下A(上司) :(その記憶の珠を投げる)


部下B(部下): うわっ。ぼちぼち痛い。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーつづくーーーーーーー

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