言葉は愛情そのもの、その人そのもの

「自分が言われて嫌な事を人に言わない」というのは、人としての基本。言葉というのは、ナイフにもなり、簡単に人をも殺す恐ろしい凶器だ。だから、言葉の取扱には十分に注意する必要がある。

以前、福井大学教授の友田明美先生のセミナーを受けた時に衝撃だったのは、子どもにとっては身体的な暴力よりも言葉の暴力の方が子どもの脳を傷付け精神面や学力面等に大きな影響を与えるという事。このセミナー、聞きながら、息子に申し訳ない気持ちでいっぱいになり、ぽろぽろ涙が出た。私、息子を言葉で沢山傷付けただろうなぁと。

私自身は元々かなり言葉遣いには慎重な方だ。暴言は吐かないし、怒りに任せて怒鳴ったりもほとんどしない。それでも、息子が小さい頃は怒鳴ってしまった事もあるし、中学生になってからも、嫌味な言い方をしてしまったり、無駄に長々と説教したりも何度もあったので、反省し、セミナー後は、息子に接する時の言葉には、かなり気を付けていいる。

気を付ける様になってから、相手のために言葉を選ぶ事というのは、愛情そのものだし、その人そのものだなぁと気付いた。愛する相手を怒りに任せて言葉で傷付けるというのは、未熟な行動だなぁ、と。

言葉は愛情そのものであり、その人そのもの。

大切に思っている人には、どんな時でも、大切に思っているよと伝わる言葉で伝えたいなと思うし、感謝の気持ちは必ず言葉に表したい。

子育てでは、あなたの事を何があっても愛してるよ、何があってもあなたの味方だよ、っていう気持ちが、ぼんやりでもいいから伝わる子育てをしたいし（頭で理解してくれなくてもいい、無意識でもいいからなんとなく感じてくれたらいいなと思う）、夫婦間でも同じで、もし相手に不満があったとしても、ちゃんと愛情がある事が伝わる言葉で伝えたい。

言葉は愛情そのもの。

言葉はその人そのもの。

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