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外国人と働き始めて学んだ3つの精神について

イギリス、ロンドンに本社がある私の現在勤務しているグローバルなイベント会社は多国籍人種の集まるとても楽しい職場です。そんな多国籍な職場環境に勤めてから3年以上経過しました。今回はそんなイベント業界にいる様々な外国人と共に働くことから学んだ3つのことについて書いていきたいと思います。

1. Don't Work Hard, Work Smarter精神

これは私の上司の名言です。

「一生懸命働かなくていいから、賢く働け」

イギリスのビジネス社会では結果が全てであり、結果までに辿り着くまでの過程は正直あまり重視されていません。結果に繋がる効率的な方法を自分で生み出すことができれば、ジュニアであるとしてもシニアであるとしても上司は自分の意見を必ず聞いてくれます。

仕事の達成や成功のためにじっくり時間をかけて様々な方法を駆使して、結果に辿り着くまでの経過の創作をするのもスキルだと思いますが、私のイギリスでの社会人経験上、一番大切なのは、限られた時間を効率的に使い、より確実な結果を出すために努力することだと思います。仕事の「やり方」について細かく、とやかく言われることはほとんどないです。

2. 会社が自分の価値をわかってくれないなら、Let's move on 精神

私の会社は中小企業で結構ユニークな業界であるため、10年以上継続して勤務しているマネジメント層はかなり多くいますが、もちろん新しい人も多いです。イベント業界に入ってわかったことは、人の入れ替わりがかなり激しい!

みんな自分の仕事に情熱を持っていて、この仕事が大好きで何十年も続けている人にたくさん出会って来ました。プロジェクトによって繁忙期のオンオフが激しいので、人によっては仕事とプライベートのバランスを取りにくい人も多いと想像できます。そのため、もし自分の勤務している会社にメリットを感じなくなって来たらスパッと辞めて、違う会社に移る人がかなり多いことに気づきました。

ここでメリットというのは、オフィスでの働きやすさから始まり、給料が業務内容に合うかどうか、ボーナスが業務内容に合うかどうか、職務内容に向上や成長があるかないかまで様々ですが、会社が自分の「バリュー(価値)」をわかってくれているかをかなり大切にします。そんなわけなので、自分を良く扱ってくれない会社とはすぐにバイバイする人は多いです。

イベント業界はフリーランサーもかなり多いし、プロジェクトによって、一緒に働く人、勤務地、国、言葉、文化まで違うこともあるので新しい環境を求めて気持ちの切り替えをしたい人はすぐに新しい場所へ移る傾向にあると思います。

3. 何より仕事に対する情熱が一番大切精神

仕事をする中で、自分の「好き・嫌い」はもちろん誰にとってもあることだと思います。私も、ワクワクするプロジェクトを完成させるために人と人をコーディネートしながらするこの仕事は大好きですが、その中でもめんどくさい事務作業や特に日本だと細かいクライアントとの確認作業が好きではないです。

イギリス人って何気に日本人と気質が似ていて、仕事はめちゃくちゃ頑張ります。たまに嫌な仕事があったとしても最後まで諦めない精神がかなり強いです。もちろん中には適当な人もいますが、自分の仕事が大好きで情熱を持っている人が多いからこそ、かなり頑張っている人は多いです。

その代わり、好きでない業界で仕事をしている人は少ないです。日本では、全く興味ないしつまんないけど給料がいいから銀行で働く、とか好きじゃないけど〜〜でとりあえず働くっていう精神の人が多いかもしれません。

でもイギリスでは「好き」じゃない仕事に就く意味がわからない、それならもう少し就職活動するためにちゃんと自分の興味ある・好きな仕事に就けるために時間かければ?って感じです。だから、

好きな仕事をしている=情熱がある仕事をしている

に繋がるんだと思います。

仕事をする時間は自分の人生のほぼ半分だから、せっかくなら好きなことに時間を使いたいよね。彼らから学んだことはまだまだたくさんなりますが、今日のところ3つまでにしておきます。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

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