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【転職成功のカギ】人事が教える、転職先選びでぜったい知っておきたい10のこと


転職は人生の大きな岐路であり、慎重に準備を進める必要があります。しかし、多くの転職希望者が陥りやすい落とし穴があるのもまた事実です。そこで今回は、転職支援のプロと人事のプロの視点から、"転職成功のための10のポイント"をご紹介します。


※本記事は、2024年5月29日にXライブ配信内容の抜粋です。
全内容は是非アーカイブをご視聴ください!(画像をクリック!)


転職先選びでぜったい知っておきたい10のこと



1. 自分の希望と企業の求める人物像のズレを最小限に

転職を成功させるためには、自分の希望と企業の求める人物像とのズレを最小限に抑えることが重要です。応募先の企業が求めている人材像を理解し、その人物像と自分の強みや経験の合致する部分を見つけだすことが重要です。希望する企業のその職種でどんな人を求めているかわからない場合は、面接前に人事担当者に質問してみたり、転職エージェントを利用する場合はアドバイザーに聞いてみるのも良いでしょう。


2. ネームバリューや口コミサイトの評価に惑わされない

企業選びの際、ネームバリューや口コミサイトの評価に惑わされないようにしましょう。有名企業や評判の良い企業は魅力的ですが、有名な企業が自分の働き方や求めるキャリアに合う企業かどうかは別問題です。自身の目で見て直接聞いた情報を基に見極めることが何より大切です。


3. 徹底的な職種(企業)研究を

応募する職種の業務内容や求める人物像をしっかりと理解するために、徹底的な企業研究が欠かせません。募集要項はもちろん、会社ホームページ・求人広告・採用ブログ・SNS・エントランスブックなど、近年では企業が候補者に提供している情報は豊富にあるので、フル活用しましょう。



4. 職務経歴書は推敲を重ねて完成度を高める

職務経歴書は、自分を企業にアピールするための重要なツールです。しお姉さんが実際に行った職務経歴書添削において、完成度の高い職務経歴書を作るまでには、平均5.6回の再提出と28日の期間が必要だったとのこと。単に過去の職歴を箇条書きにするだけでなく、他者視点を借りながら精度を上げていくことをおすすめします!



5. 職務経歴書はラブレターと考える

職務経歴書は、自分を企業にアピールするための一種のラブレターです。企業が求める人物像を自分が心を寄せる人の「好きなタイプ」だとしたら、自分がその「好きなタイプ」に近い存在だってアピールすることが必要です。ラブレターにはいかにお似合いのカップルになれるか(求める人物像と自身が合致しているか)を書き綴ってみましょう。


6. 転職エージェントだけに頼りすぎない

転職活動では、転職エージェントの力を借りることは有効ですが、頼りすぎるのは賢明ではありません。エージェントはあくまでも仲介者であり、自分のキャリアについて最も理解しているのは自分自身だ(であるべき)ということを忘れないでください。エージェントのアドバイスは参考にしつつ、最終的な判断は自分で下すことが重要です。転職エージェントを上手に活用しながら、自分自身でも積極的に転職準備を進めることが成功への鍵となるでしょう!


7. 中途採用では即戦力が求められる

中途採用とは、企業が即戦力となる人材を求めて行う採用活動のことを指します。中途採用では、新卒採用とは異なり、採用後すぐに業務に取り組める能力や経験を持つ人材が求められます。
「異業種・異職種からの転職歓迎!未経験歓迎!手厚い研修あり!」という中途採用の募集であっても、新卒採用での入社のように本当に手取足取り研修する企業は少ないでしょう。
だからそこ「未経験業界・職種」であったとしても、過去の職務経験から、
入社後短期間でその能力を発揮し、業績に貢献できる根拠をある程度示す必要があると考えます。


8. 面接は初めての「お見合い」と一緒

面接は「お見合い」と似ています。自己紹介プロフィール(職務経歴書)を渡した後、初めて対面で会う場は、まさに「お見合いの場」と言えます。初対面の相手に対しては、まずは自分に良い印象を持ってもらいたいと思うのは人間の感情ではないでしょうか。
そのためには、一般的に好まれるスタンダードな対応を知り、それを徹底することが大切です。印象を残そうと奇をてらったことを口走ったり、振舞ったりしてしまいがちですが、良い印象にはつながりづらいです。特に1つのエピソードを長々と話したり、初対面で自分の内面をすべて明かすことは良いイメージを残せない典型例と言えます。
企業が求める人物像に合致する自分の魅力的な面をアピールすることが大切です。スタンダードを知り、それを徹底することが、相手に意味が通じやすくなるポイントです。


9. 転職理由は前向きに語る

大切なのは、退職に至った事実と、それに対して抱いた感情を切り離して考えることです。嫌な感情を抱いたことは事実ですが、その感情だけで行動を決めたような印象を与えるよりも、その経験から何を学び、どのような仮説を立てて前向きに転職を決意したのかを伝えることが重要です。自分なりの解釈を加えて冷静に語ることで、物事を多角的に捉え、理性的に判断できる人物だと評価されるでしょう。


10. 自分の軸を持つことが成功への近道

転職を成功させるには、何よりも自分の軸を持つことが重要です。転職先でも仕事の大変さは避けられませんが、自分のビジョンを持ち、自分に合った環境を見つけることが長期的なキャリア形成には欠かせません。自分の強みや価値観を理解し、それを軸に転職活動を進めることが成功への近道です。仕事の大変さは職種に関係なく存在します。医療従事者は肉体的・精神的に特に大変だと思われがちですが、営業や人事など他の職種でも、様々に大変さはつきものです。
自分の体と環境と仕事のバランスを取ることは自分次第。転職して環境を変えればワークライフバランスが整うわけではありません。大切なのは、自分に合った環境を見つけ、自分の軸をしっかりと持つことです。


転職は一朝一夕にはいきませんが、これらのポイントを押さえて準備を進めることで、成功への道が開けるはずです。自分の強みと価値観を理解し、それを軸に転職活動を進めていきましょう!​​​​​​​​



■スピーカー紹介■
しお姉さん
新卒で東京慈恵会医科大学附属病院に就職。クリニックへ転職し約4年従事する中で先輩に誘われ格闘技会場の医務室でダブルワーク開始。その後約7年間、さまざまな看護業務を経験(実習指導・介護施設・訪問看護・行政機関・ツアー・CRAなど)。 その後アイルランドへの留学を経て、帰国後は外資系企業へ転職。看護師から会社員のキャリアについてをSNSで発信したことがきっかけとなり、2021年に法人化。現在は医療従事者のネクストキャリアの訓練所HandLを運営中。
ホームページ:https://chachax-handl.studio.site (一部改訂中)
Xアカウント:@Shioko5
Instagram:@shio_neee_2021

Mirei
大学卒業後、シスコシステムズ合同会社に新卒入社。パートナーセールス部門にて営業職を経験ののち、IT及び不動産業界にて営業職として従事。2017年MBA修了を機に人事へと転向。外資系ホテルにて人事マネージャーとして人事管理・採用・育成を統括する。2020年より兼業で個人事業として人事業務支援をスタート、様々な企業での採用や育成支援に携わるとともに大学ではキャリア講師を務める。2023年NeiRo開業。
ホームページ:https://neiro-hr.com/
Xアカウント:@RichRiverLABO
instagram: @neiro.mirei