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【クレオール①】世界で最も美しい場所?カリブ海に浮かぶ小さなフランスに行ってきた。
【日本人が絶対に訪れない島?マルティニークへ】
Bonjou !
今回私が訪れたのはカリブ海に浮かぶ小さな島、マルティニーク。
かつてコロンブスが「世界で最も美しい場所」と絶賛したことがあるそうで、ずっと前から気になっていた場所の一つでもある。
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私が行きに乗った飛行機の中にはバカンスで訪れるフランス人しか乗っていなくて、フライトアテンダントのお姉さんに、「私はこの便に15年以上乗っているけど、あなたが最初の日本人だわ」と言われたほどである。その後お姉さんにすっかり気に入られた私は、席のグレードアップをしてもらい、ちゃっかりフライトアテンダント用ミールまで頂いちゃった。旅中は食費を抑えまくっているのでとてもありがたかったのだけれど、ベジタリアンメニューだったので、正直あまりおいしくなかった。(ごめんなさい)
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マルティニークに日本から行く方法は、マイアミ経由かパリ経由である。どちらにしろ飛行機は30時間以上、チケットは片道30万は覚悟する必要がある。そう、ここマルティニーク島はなかなかの僻地にあるのだ。しかし、時間やお金には代えられない、透き通ったエメラルドグリーンの海と壮大な自然、綺麗な星空を見ることができちゃうんだから、もう絶対に死ぬ前に一度は来るべきである。私自身も今回の旅の中でダントツで一番美しかった場所だと断言できるほど、非常に魅力的な場所であった。私は基本的には濡れるのがめんどくさいので海は好きではないのだが、マルティニーク滞在中は毎日ビーチ巡りをし、一人で水遊びをして、ビーチサイドで昼寝をして、一人バカンスを満喫していた。
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【カリブ海の中のフランス、マルティニーク】
マルティニーク島につくと最初に目につくのが、フランスの国旗である。そう、マルティニーク、実はフランスなのである。フランスの101県の内の一つになっており、公用語もフランス語、大統領はもちろんマクロン、通貨もユーロである。フランス人の移住者も多くて、私は今回マルチニークに5年前に移住したフランス出身のおじの家に泊めてもらった。
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もちろん、マルティニークはもともとフランスだったわけではない。1658年にフランス軍によってマルティニーク人は一人残らず虐殺され、島にもともと暮らしていた先住民は絶滅した。その時点で当時話されていたマルティニークの土着の言語や文化は完全に失われたのである。その後、アフリカから多くの奴隷が連れてこられ、現在住んでいるマルティニーク島の人たちの多くはその子孫であると言われている。確かにマルティニークの人々の肌の色は、カリブの風を感じさせるような、暖かい色をしている。
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マルティニークがフランスの海外県となった1946年、当時のフランス首相であったシャルル・ド・ゴールはマルティニークのことを「海の上の小さな埃」と呼んでいたそう(ひどい)。マルティニークに自治は認められず、1950年代から1960年代にフランス植民地の独立が進んだ時にも、マルティニークは海外県とされ、現在もフランスの一部になっている。確かに、フランスチェーンが並ぶ街を見ていると、フランスを少しばかり感じることができるが、私は彼らの話す言語から、マルティニークの人々はフランス人ではなくて、完全に「マルティニーク人」に見えた。
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では実際、マルティニークの人々は自分のことを「マルティニーク人」だと思っているのか。少しセンシティブな話題ではあるが、実際に島でインタビューをしてみた。
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次回の記事でその結果と、彼らが話す「クレオール」という少し不思議でユニークな言語について解説していこうと思う。
では、また次回もお楽しみに!
Mési anchay !
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