【20ヶ国108社】フェムテック⑩避妊を助ける5ヶ国5社のスタートアップ
避妊の方法にはさまざまな選択肢があります。その中でも自らの身体に合った最適なオプションを、自ら探し出すのは至難の業です。
このnoteでは、避妊を助けるアメリカ、イギリス、インドネシア、デンマーク、カナダ5ヶ国5社のスタートアップをご紹介します。
1 adyn (アメリカ)
【創業】2019年
【調達】Seedで$2.5M (2021年4月)
Seattle, Washingtonを拠点とし、一人一人の健康状態や遺伝的リスクを考慮した上でベストな避妊方法を提案するサービスを展開しています。検査キットと健康状態などを記入した紙を研究室に返送すると、研究室は患者のホルモンレベルや特定の副作用に対する遺伝的リスクを考慮し、患者の身体にとってベストな避妊方法を提案します。この提案を受け取った患者はビデオ越しに医師と話しをすることで、懸念事項を解消し、納得した上で避妊方法を選択し、避妊薬を郵送で受け取ることができます。
2 HANX (イギリス)
【創業】2017年
【調達】Seed
London, Englandを拠点とし、素材にこだわった避妊具などを展開しています。
3 Fanita Health (インドネシア)
【創業】2021年
Jakarta, Jakarta Rayaを拠点とし、性感染症の検査、緊急避妊薬の提供などのサービスを展開しています。女性専用のLINE オープンチャットも提供しており、女性特有の悩みを匿名で相談できるプラットフォームを構築しています。
4 Cirqle Biomedical (デンマーク)
【創業】2018年9月
【調達】合計$4.5M
Copenhagen, Hovedstadenを拠点とし、避妊用の膣用カプセルを開発しています。挿入後、速やかに溶解して製剤を放出し、ホルモン剤を使用することなく1分で効果的な避妊を行うことができます。
5 Reya Health (カナダ)
Toronto, Ontarioを拠点とし、個々の身体に最適な避妊方法を紹介するサービスを提供しています。自宅で採取した唾液を研究所に郵送するだけで、DNAやホルモンレベルに関するデータに基づき最適な避妊方法を選ぶことができます。
フェムテックシリーズ紹介
フェムテックシリーズでは、世界20ヶ国のフェムテックスタートアップ108社を解決に取り組んでいる問題別に11のカテゴリーに分類し、ご紹介しています。
①不妊治療に関する課題に取り組む6ヶ国18社のスタートアップ
②生理に関する課題に取り組む9ヶ国17社のスタートアップ
③女性用eコマースに関する6ヶ国10社のスタートアップ
④女性特有の病気や症状の検査・治療後のサポートを行う6ヶ国13社のスタートアップ
⑤更年期に関する課題の解決に取り組む3ヶ国8社のスタートアップ
⑥妊娠中の女性をサポートする4ヶ国6社のスタートアップ
⑦女性の栄養管理を助ける3ヶ国6社のスタートアップ
⑧オンライン診療のニーズに応える5ヶ国11社のスタートアップ
⑨産後・子育て期の女性を支える5ヶ国10社のスタートアップ
⑩避妊を助ける5ヶ国5社のスタートアップ
⑪失禁に関するお悩みを解決する4ヶ国4社のスタートアップ
気になるテーマのnoteを引き続きお楽しみください!
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