自宅で楽しむ新しいエンタメの形

新型コロナウイルスの影響により、エンタメの形が大きく変わろうとしています。ライブハウスや劇場での興行はほとんどが中止、映画館も営業休止となり、新作映画は相次いで公開延期となっています。反面、自宅にいる時間が長くなった事で、家にいても楽しめるコンテンツの需要が高まっています。従来の動画配信サービスやゲーム、テレビ、音楽配信等のサービスは、このコロナショックを機に急速に進化・浸透していくでしょう。更に、それらと相性の良いVRやAR等の最新のテクノロジーを取り入れて、体験値を底上げする新時代のエンターテイメントの誕生を予報します。

予報01：見逃し視聴の時代から、二画面視聴の時代へ

Augmen TV 　https://augmen.tv/
スマホのカメラをテレビにかざすだけで様々なARを表示するアプリ。特殊な機材を導入しないでも、より臨場感のある映像体験ができるようになります。在宅の時間が長くなった事で、家でのエンタメの中心は再びテレビ画面から展開されるようになるでしょう。この技術により、2画面での視聴や、インタラクティブなデータ放送、新たなEC機能など、テレビはまだまだ大きく進化を遂げそうです。

予報02：ゲーム好きの人気の副業が「賞金稼ぎ」となる

Fad Mania 　https://apps.apple.com/us/app/fad-mania/id1364903363
ハイスコアを記録すると賞金を得ることができるゲームアプリ。単に暇つぶしでゲームをプレイするだけでなく、ゲーム自体が新たな収入源になる可能性が出てきました。プロゲーマーではなくても、自由時間が増えた今だからこそ副業としてのゲーム賞金稼ぎが人気になりそうです。

予報03：サブスク社会の案内役「プラットフォーム横断型キュレーター」の誕生

VUniverse　 https://vuniverse.com/
複数の動画配信サービスからユーザーの嗜好に合った作品をレコメンドしてくれるサービス。AIが視聴履歴からあなたの嗜好を分析し、自分だけのオススメ作品リストを作ってくれます。複数のサブスクサービスにより、数え切れない程の映像コンテンツが利用可能になりましたが、選択肢が多すぎるため逆に何を見てよいか分からないという状況に陥っている人も多いのではないでしょうか。時間を有効に使うためにも、こういったサービスを積極的に利用していきたいです。

予報04：オンラインでも遊べるリアルなボードゲームの浸透

The Last Gameboard　 https://lastgameboard.com/
Playtable　 https://www.playtable.com/
テーブルゲームにデジタルの要素を取り入れた卓上スクリーン。日本でも数年前からボードゲームが流行していますが、デジタルと融合する事でより没入感のあるゲーム体験となりそうです。更に、将棋やチェス等の従来からあるオンライン対戦ゲームも、より立体的な再現ができるようになりそうです。

ご紹介した事例の中には、現在既に利用できるサービスもありますが、これから爆発的に導入が進みそうな最新技術も含まれます。自宅で楽しめるエンターテインメントは、コロナショックにより最も成長する分野になりそうです。このような厳しい状況において、娯楽は決して無駄なものではなく、生活に潤いと活力を与えてくれる重要な役割を果たしていると改めて気づかされる人も多いのではないでしょうか。

---------------------------------------------------------------------------
＜ご紹介＞VISIONGRAPH Inc.は、年末に次の年の予報をしております。2020年予報も無料でダウンロードできますので、ご興味のある方は、是非以下よりダウンロードしてください。