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つながりの未来|離れていても絆を深める

外出自粛により、恋人同士は休日にデートにも行けません。都会で一人暮らしの学生は、地方の実家に帰省する事も自粛すべきだと言われています。離れて暮らす高齢の両親の様子が気になっても、高齢者ほど重症化のリスクが高いため、気軽に顔を見に行くことも憚れます。こんな世界で、私たちはどのように親密な関係を築く事ができるでしょうか?大切で会いたい人ほど会えなくなってしまった状況で、それでも人々の関係を持つため、離れた人と人を繋ぐ未来予報の事例を紹介します。


予報01:うまく続くカップルの秘訣は人工知能との三角関係

LifeCouple https://lifecouple.net/
カップルの絆を深めるアプリ。通話の頻度やメッセージの内容から、お互いの関係値をAIが数値化しモニターします。関係悪化の兆しがあれば、適切なタイミングでアラートを出し、関係回復の方法や、円満な関係を保つアドバイスをしてくれます。ある意味人工知能との三角関係と言えるかもしれません。


予報02:家電が離れた家族のコミュニケーションハブになる

Samsung’s Homebuddy https://vimeo.com/287970123
家中の家電製品が生活の中で話しかけてくれるサービスで、元々は高齢者の痴呆症を予防するために開発されました。IoT家電は利用されたデータから生活の様子を伺い知ることができるため、離れて暮らす家族の見守りサービスとしても活用できます。体調が心配な時にいちいち電話をかけなくても、自然と生活に寄り添う事ができるような気がします。
このようなテクノロジーは家族の見守りだけでなく、離れた恋人同士でも、より一緒の空間を共有している気分を醸成できるのではないかと考えています。


予報03:離れた家族の細かい異変も見逃さないテクノロジーの浸透

Safe ID https://vimeo.com/330211461
家庭内暴力や虐待を防ぐためのスマホ用アプリ。毎日の顔写真を自動で撮影・記録し、顔認識機能を利用してアザや傷がある場合は自動的に通報されるように設定されています。アザではなく顔色からも体調を察知できれば、スマホを使う度に健康状態のチェックができ、もし異常があれば自動的に家族に連絡がいくような仕組みが実現可能になります。
離れて暮らす恋人の異変にもすぐに気づくことができますね。特に家族のDVは命にも関わる問題。ついつい溜め込んでしまう気持ち、恋人にも話しづらい話せない悩み事などは、積極的に通知をすることで大切な人を守る事につながります。


コミュニケーションツールの発達により、私たちは外出自粛の中でも距離を超えて繋がれるようになりました。これからは、離れていても身近にいる感覚をどのように再現するかが重要になります。会えない時間が恋人同士の絆を強くすると言いますが、困難を乗り越えるためには大切な誰かと繋がっている実感が必要でしょう。


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<ご紹介>VISIONGRAPH Inc.は、年末に次の年の予報をしております。2020年予報も無料でダウンロードできますので、ご興味のある方は、是非以下よりダウンロードしてください。

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