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2025年度 大阪大学医学部 学士編入試験 受験記

この度、大阪大学医学部学士編入試験に正規合格しましたのでご報告いたします。
すでに数名の方に前回の記事のスキをいただいており、驚いています。
正直、筆記試験の生命科学の時に大きなトラブルがあったので、おそらく筆記の点数は低く、面接も10分かからないくらいあっさりしたものだったので落ちたと思っていました。運ですかね。。この辺りは得点開示しつつ、考察していきたいと思います。
今後は勉強方法などの記事をアップしていく予定ですので、受験の参考になれば幸いです。

【2024/7 筆記試験】
前日に大阪入りしました。
先輩方の情報から、宿泊先は千里阪急ホテルにしました。
二次試験のところで記述しますが、蝉問題があるので、このホテルを選ぶ際は注意が必要です。
到着は夜8時ごろだったので、寝るだけでした。
夜12時ごろに眠りにつきましたが、深夜に部屋の置き時計の音で起きました。
一度寝るとぐっすりの私が起きるのは珍しく、試験前で緊張していたのかもしれません。寝不足感満載でした。
時計は電池を抜いておくことをお勧めします。

当日、千里中央駅のコンビニで昼食を購入して大学に向かいました。猛暑で会場も暑かったらご飯がへたるなと思い、保冷剤兼飲料として冷凍のお茶を購入しましたが、会場はクーラーがしっかり効いていたので不要でした。阪大病院前で下車し、徒歩で会場に向かいました。
会場には、40, 50代くらいの受験生も一定数いて驚いたことを覚えています。

○物理は、力学と電磁気学の2題構成でした。
力学は惑星、電磁気学は導体でした。惑星は計算が面倒でミスしないように慎重に解きました。最初、近似計算で解いていましたが、途中で問題分に近似ではなく、切り捨ての指示が書いてあることを発見し、修正して解きました。最後の方の問題は逆に近似で解く指定があったのですが、解いている最中に指示を忘れてしまい、前半の問題と同じように切り捨てで解いてしまいました。最初の試験は緊張して、問題文の読み間違いをしがちなので、特に注意したほうがいいと思います。
電磁気学は導体のところが元々好きではなく、演習積んでいなかったところがモロにでて全部解けませんでした。勉強の際、導体は好きでないし、出たとしてもそこまで難しい問題にはならないだろうと予想しており、その予想はあたりましたが、6ヶ所くらい白紙で勿体無いことしました。先輩方の多くが言っていますが、好き嫌いなく、基本レベルは網羅するに限ります。全体として6割くらいの出来でした。

○化学は、量子化学・電気化学・有機化学が出たと思います。電気化学はほとんどやっていなかったので、Nernstの式以外はできませんでした。量子化学は解けそうで解けない感じだったので飛ばして、有機化学から解きました。有機化学は大体解けましたが、最後のアニリンの合成法をど忘れしてしまい、そこの部分は解けませんでした。そのあと量子化学に戻り、以前解いたことのある問題があったのにど忘れして、振り絞ったら最後の10分くらいで思い出して解くことができました。全体で4割くらいの出来だったと思います。

○最後は生命科学で、そこでとんでもないミスを犯しました。物理・化学で90分x2と戦ってきて、どういうわけか最後の生命科学も90分と勘違いしてしまいました。そもそも長時間の試験を社会人で経験することはないので、試験不慣れにより、疲れ果てていたことが原因かもしれません。この辺りは社会人歴が長い人ほど対策したほうがいいと思います。
問題を見ると、とても90分では解ききれない分量で絶望しました。とにかく回答しきることが重要と切り替えて、高速で書き切って90分で回答しました。読めないくらいのひどい字で、3割程度しか埋めてない箇所もありました。90分経過後も試験終了しないことで初めて120分試験と気づいて、そこで一気に疲れが押し寄せました。最後の力を振り絞って、英文のところを丁寧に解き直して終了した感じ、ひどい出来だったと思います。5割くらいの感触でした。

【2024/7 二次試験】
二次試験も千里阪急ホテルに前泊しました。
前回は東館、今回は西館の部屋でした。こちらの方が少し古い様相でした。
今回は置き時計の電池を抜いて就寝し、7時起床予定でした。
ところがものすごく大きな音で朝5時に目が覚めました。隣でリフォーム工事でもやっているのかと思いましたが、よく聞くと「蝉の声」でした。。衝撃すぎるほどの爆音なので、このホテルに泊まったことを後悔しました。時間があるときに部屋から録音した蝉の声をアップロードしたいと思います。

会場には、30-50代くらいの受験生が6,7名くらいいたので驚きました。明らかに学部、院生、学卒・院卒直後に有利な筆記試験にも関わらず、強者のおじさんがいるなあと思いました。

○小論文は、1000字1題でした。大阪大学は2題構成と1題構成の2パターンあって、2題構成の方が全然難しいので、この時点でホッとしました。内容もそこまで難しいものではなかったので、構成を丁寧に練り、45分くらい使って書き切ったと思います。小論文の構成は問題なかったと思いますが、自身の主張2つのうち、医療AIの活用の記述が少し重なった感じになったので、独自性の観点で失点食らったと思います。得点開示後に考察します。

○面接は、筆記・小論文を実施した1階の会場で全員が待機し、案内の人に呼ばれた人が2階の面接会場に向かうスタイルでした。おおむね受験番号順でしたが、必ずしもそうではありませんでした。面接は2部屋に分かれているので、バックグラウンド・志望理由書の内容に応じて、それと近しい面接官がいるところに振り分けられているのかなと思いました。が、そういうわけではありませんでした。この点はあまり考えても仕方ないので、気にしなくていいと思います。
面接はノック後に入室して、荷物を置いてから着席しました。作法は指示があるので、心配しなくて大丈夫です。マスクを外して受験番号・名前を述べたのちに、マスクをして面接スタートです。面接官は3名いてそれぞれから質問を受けました。質問内容が丁寧で長く、逆に答えにくかったことを覚えています。しっかりと答えられなかった部分もありましたが、面接時間は10分もかかってないくらいあっさりしたもので、そこで落ちたと思いました。この辺りも得点開示後に考察します。

質問内容
●医学部を志望した理由と大阪大学を志望した理由
●あなたのやりたいことが企業でできないのはそもそもビジネスとして成り立たないからではないか?
●あなたがやりたいことは今の仕事でもできるのでは?
●研究歴があるが、それを活かすつもりはあるか
●大学・大学院で学んだこと、またそれが活かされた経験
●年齢の離れた人とも一緒になるが、大丈夫か

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