「過去」や「未来」の自分も大事にしたい

双極性障害のため休職してから1年以上経過し、最近ではようやくメンタルが安定してきたように思います。メンタルが安定してきて、色んな変化がありましたが、その一つに、「今現在」だけではなく「過去」や「未来」の自分も大事にしようと思えるようになったということです。

これまでは自分の過去に対して、このように考えていました。

（生まれ育った環境について）
・幼い頃からつい最近まで、いつも不機嫌な両親のご機嫌取りばかりしていて嫌だったし自分が可哀想だった。そのせいで精神的に不安定な10代〜20代を送ってしまったし、青春時代を罪悪感なく楽しむことができなかった。

（休職について）
・躁鬱病になって1年以上も会社を休職してしまったし、きっと会社の人に恨まれているに違いない。

それがメンタルが安定した現在では、次のように思っています。

（生まれ育った環境について）
・いつも不機嫌な両親のご機嫌取りばかりさせられていたけど、そんな辛い環境でよく死なずに、そして、グレて誰かを傷付けることもなく、よくこの歳まで生きてきた！偉い！決して順風満帆じゃなかったけど、そのおかげで得たものもたくさんあるはず！

（休職について）
・躁鬱病になって希死念慮に苦しんだり、躁の時は誰かを傷付けそうになったけど、何とか死なずに、犯罪を犯すこともなく、よくここまでやってきた！偉い！もし会社の人に恨まれていたとしても、それで自分の価値が下がるわけじゃないし、それはその人の勝手だから気にしない！とにかく生き延びただけ偉い！

また、未来についても、これまでは「どうせ死ぬし、どうでもいいや。後のことは後で考えればいいや。」と思っていました。それが現在では、このように思っています。

・未来の自分も大事にしたいから、きちんと将来設定をしよう。無理のない範囲で長生きして、美味しいものを食べたり、猫を撫でたりしたい。そのためにも、老後にある程度の資産を蓄えたいし、頑張って働いて、節約もしたい。

そういった心境の変化がありました。現在のような思考になったのは、生まれて初めてです。

なぜこのような変化があったかというと、「生きてる」ということだけで自分のことを認められる、なおかつ褒められるようになったからだと思います。

色々辛いことが多い世の中です。病気や事故もあるし、性格の悪い人にいじめられることもあるし、逆にやり返すことは法律で禁止されてるし、辛いことが多いです。

「それでもなお、生きてきた。」

それは単純に、すごいことだと思います。

だからこそ、過去の自分も褒めることができるし、未来の自分にも快適に生きいて欲しいから、きちんと足場を固めるように生きていこうと思うことができています。

今年は色々あって、辛いこともありましたが、良い気持ちで新年を迎えられそうです。

最後までご覧いただきありがとうございました。