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何でもかんでも自分が悪いと思わない

例えば、上司の口調がキツかったり嫌味を言われた時、「仕事ができない自分が悪いんだ」と思ってしまった経験はありませんか?

しかし、客観的事実のみを見れば、「上司の口調がキツい」「上司が嫌味を言った」という事実しかありませんので、そこから「仕事ができない自分が悪い」という考えを導くには早合点しすぎなような気がします。

上司の口調がキツかったり嫌味を言ってくるのは、大抵がその上司のパーソナリティの問題ということが多いように思います。必ずしも自分が悪いというわけではありません。

もちろん、仕事ができないからといって、何の対策も取らずサボっていたら嫌味の一つ言われても仕方ないかもしれませんが、きちんとメモを取ったり、嫌々ながらも出社して、仕事をしているのでれば、「仕事ができない」という面ばかり見て、「自分が悪い」と断定するのは、少し可哀想じゃありませんか。

他の人より仕事ができないかもしれないけど、きちんと時間通りに出社したとか、メモを取ったとか、分からないなりに問題を解決できたとか、上司が怒らないようにマナーに気をつけたとか、そういう実行した面にも目を向けて、自分を褒めてあげるという姿勢も必要なのではないかと思います。

それができれば、何でもかんでも自分を責めるという発想にもなりませんし、嫌なことが頭に残り続けることも避けられるのではないかと思います。そうやって「切り替え力」(※)を身につけることができれば、疲労感を溜めることを防げるのではないでしょうか。

(※)「切り替え力」とは、嫌なことがいつまでも頭に残らない思考法をしたり、生活習慣を身につけることで脳を休ませる時間を取り、鬱病などの精神疾患を予防・改善することに繋げる力のことです。(私が勝手に作った造語です。)

なお、本来、それを教えるのは親のはずですが、できないことばかり怒られたり、ガッカリされて育った場合、自分の励まし方が分からず、自分を責めてしまう習慣が生まれてしまうのは、仕方ないと思います。

ですが、それを後天的に身につけることは可能だと思います。ただ、やり方を知らなかっただけなのですから。



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