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切り替え力

私は数年前、転職先で適応障害となり、その後、悪化し、双極性障害となってしまいました。今思えば、症状が悪化した時期は、脳が24時間フル稼働していたような気がします。

会社で嫌なことがあると、もちろん就業時間はずっと怯えていて、家に帰っても、嫌なことを何回も思い出し、不眠症にもなりました。寝れたとしても、悪夢を見ていました。休みの日も、上司に言われた嫌味や、両親に言われた自分勝手な発言などを思い出し、その度、動悸が止まりませんでした。

きっと鬱病(双極性障害含めて)は、脳の疲労骨折なんじゃないだろうかと、経験者として思っています。緊張状態と不眠により、ストレスが24時間続くことで、自律神経が乱れ、脳が骨折したような状態になるのではないかと思います。

特に休憩時間にも関わらず、スマホを見たり、本を読んだり、TVを見ていたら、脳が休まる暇がありませんよね。脳を休ませるためには、何も考えず、ボーッとする時間が必要なのかもしれません。

そして、そのような時間を創出するためには、嫌なことを間延びさせない「切り替え力」が必要だと思います。

例えば、口調がキツい上司がいたとして、その言動に対して、「きっと私が悪いんだ」「どうしてそんなに無神経なんだ!」といつまでも悲しい気持ちや怒りを抱えていたら、嫌なことが頭から離れません。

そのため、嫌なことがいつまでも頭に残らない思考法をしたり、生活習慣を身につけること、すなわち「切り替え力」があれば、脳を休ませる時間を取ることができるし、尚且つ鬱病などの精神疾患を予防・改善することに繋がるのではないかと思います。



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