見出し画像

認知行動療法を受けて気付いたこと

病院を転院してから、認知行動療法を保健師さんに教わっています。気づいたことがあったので、忘れないように4つほどにまとめてみました。

①自分の過去の出来事を振り返ったりするので、まだ体調が悪い時はやめた方がいい。
認知行動療法は、自分の思考の癖(自動思考)を適正なものに修正していくことを学ぶことができます。その分、過去の出来事を振り返る機会が多く、精神的に少なからずダメージがあります。そのため、無理をせずに、ある程度、体調が回復してから行うことが大切だと思います。

②一人でやると、間違ったまま覚えてしまう恐れがあり、意外と難しい。
認知行動療法は意外と難しかったです。過去の出来事を思い返しても、長年の習慣で、つい思考の癖が出てしまい、それに違和感を感じないので、問題点に気付くことができませんでした。ですので、可能であれば、メンタルクリニックなどで、誰かに教わりながら行う方がいいと思います。自分の場合は、元々、そういう治療を行なっていない駅前の小さめのメンタルクリニックに通っていたのですが、睡眠薬をオーバードーズしたことがきっかけで、入院もできる大きめの病院に行った方がいいと妻が判断してくれて、今の病院に転院し、認知行動療法もしてもらえるようになったという経緯があります。それにより、だいぶ体調が良くなったことは確かです。

③相手の心を読むような勝手な思い込みや事実の解釈が認知を歪める。
これは私自身に強い傾向ですが、相手の言動に対して「きっと〇〇に違いない」「〇〇だということだと思う」と勝手に解釈をしてしまうということがわかりました。もちろん、何かを推理して未来の危険を避ける能力は良いものだと思いますし、人の機微を敏感に捉える能力は仕事にも役立つと思います。しかし、それが必ずしも正解というわけではありませんし、特にそれが人の心のことになると、正解が分からないので、その誤解がいつまでも解かれることなく、逆に強化されてしまう恐れもあります。認知行動療法をやる中で、自分にはそういった傾向があるということがわかりました。

④物事の客観的事実のみを捉えるということが大事。
例えば、誰かが挨拶を返してくれなかった時に、「きっと私のことが嫌いなんだ」という思考をしてしまうと、それはきっと認知に歪みがあります。冷静に考えてみると、そこには「挨拶を返してくれなかった」という客観的事実のみがあるはずです。その事実のみでは「私を嫌っている」という思考を導くには無理があることが分かります。この例のように、自然と「〜に違いない」「〜なんだろう」という思考(自動思考)をしてしまうことは、結構あるのではないかと思います。それが認知の歪みを招いているのだと思いますし、そのためにも客観的事実と主観的感覚を分けて考えるといいかもしれません。

最後までご覧いただきありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?