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小林弘幸『自律神経を整える「あきらめる」健康法 』、角川新書。

今回、読んだのはこちらの本です。

自律神経を整えるために必要な「あきらめる」という心構えなどについて、説明されています。読みやすい文章なので、さらっと読める感じです。

特に私が気に入ったのは、医師である著者がイギリスの病院で「誰も信用してはいけないぞ」と言ったというエピソードです。

その理由について著者は、命にかかわる極限の現場では「動揺すること」は絶対に許されないから、と述べています。

その理由について、自分の感情をもっとも動揺させるのが「他人の初歩的なミス」なので、他のスタッフのことを信用して責任を任せていると、仮にミスが発生したときに、怒りが爆発してしまい、冷静さを欠いてしまうからと説明しています。

そして、著者はこのように言っています。

「あきらめ」にも通じる、その潔い覚悟があれば、事前の準備も徹底してやりますし、なにが起こっても冷静に対処することができるのです。

私は、この文章を読んで、「あきらめ」ということが、一番のアンガーマネジメントなのではないかと思いました。

他にもいろいろ参考になるお話が記載されていました。ぜひ読んでみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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