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親への怒りが発生しにくい考え方

こんにちは。AKERUです。

今回は、親への怒りが発生しにくい考え方を2つご紹介したいと思います。

最近まで、自分は母親への怒りを抑えられなくて困っていました。具体的には、母親の愚痴の聞き役になったり、機嫌を取るようなことばかりしてきたにも関わらず、「あんたは冷たい」といった言葉を投げかけられたことがきっかけです。

そんな母親に対して「自分が一番辛い時に支えてくれなかったくせに、何でこっちばっかり優しくしなきゃいけないんだよ!」「感謝されるならまだしも、なんで批判されないといけないんだ!」といった怒りがおさまらず、一時期は、睡眠薬無しで眠れなくなりました。

しかし、自分が嫌なら止めればいいだけなのに、どうして親のご機嫌取りを止める選択をしてこなかったのでしょうか。その答えは、自分が親からの愛情不足のまま大人になってしまったということにあります。(そういう人のことをアダルトチルドレンといいます。)

親からの愛情が不足したまま大人になると、「もっと親から愛されたい」「親から嫌われたくない」という願望・期待を、大人になっても無意識に抱えてしまうので、顔色をうかがったり、親のご機嫌を取るようなことをしてしまいます。しかし、現実は、どれだけご機嫌を取ったり、優しくしたとしても、それが返ってくることはないので、フラストレーションが溜まり、「怒り」の感情が発生してしまうのです。

また、愛情不足で育った大人は自己肯定感が低い傾向があり、ありのままの自分の価値を肯定できないため、「何か特別な役割」になることで、その穴を埋めようとしてしまいます。おそらく自分の場合は、自分のことを「親孝行をする優しい大人」だと思うことで、何とか自己肯定感を保っていたから、なかなか「ご機嫌伺いをすること」が止められなかったのだと思います。

ですので、そもそも「親に愛されること」を望まなければいいし、ありのままの自分を肯定することができれば、やりたくないことを嫌々続けるようなことはなくなるはずです。また、そうすることにより、親に対してフラストレーションは溜まりませんし、怒りが発生することもなくなるのではないでしょうか。

以下、2点にまとめます。(簡易的にまとめます)


①「親に愛されること」を望まない
親から嫌われてもいいし、愛情や優しさをもらわなくてもいい。きっと愛情は貰うことでは、コップ一杯程度しか増えない。誰か好きな人(ペットや趣味など)に注ごうとすることで、自然と心の底から泉のような規模で湧き上がってくるのが愛情。だから、親に嫌われたり、愛情を注がれなくても、大した問題じゃない。すべきことは、好きな人やペット、趣味などにたくさん愛情を注ごうとすること。そうすれば、自分の心は愛情で満たされるし、誰かから貰う必要がなくなる。

②自分の価値を役割に求めない
自分はダメ人間でもなければ人格者でもない。時と場合、状況によって人の評価なんて変わるし、その人の本当の価値は「何ができるか」で決まらない。本当に好きな人(ペットや趣味など)であれば、ただそこにいてくれるだけで、価値を感じるもの。「ただ生きてるだけ」の自分を「価値がない」と思ってしまうとしたら、それは、ただ単に「自分のことを好きじゃない」ことが原因。だから、自分のことを好きになれるような行動を心がければ、自分に価値を感じることができるようになるし、変な役割を背負う必要はなくなる。


親から愛情を貰おうとするから、貰えなかった過去を思い出したり、貰えなくてイライラするんです。自分で愛情を作り出せば何も問題ないのだから、親に好かれようと無理する必要なんかないんですよね。

そう考えれば、親の顔色を伺う必要もないし、親からの罵詈雑言や不機嫌に怯える必要もないことが分かると思います。

あくまで自分はこの考え方で、かなり楽になりました。何か少しでも同じようなことで悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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