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読書2024

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#読書記録

『神様の定食屋2』

『神様の定食屋2』

今年34冊目。
audibleの16冊目。

今回は作ってみたいレシピは無かったな。
でも1巻のむむむの話が、2巻でスッキリした。
後味は、良いぞ。

『赤と青のガウン』

『赤と青のガウン』

今年33冊目。
おもしろい文章を書く方といえば、私は彬子女王と思っています。

日本刺繍の長艸 敏明先生の本における文章もおもしろかったし、『和楽』のWeb版の記事も楽しみにしています。

文庫版が発売になり、楽しく拝読しました。

深い日本語をお使いになったかと思えば、私たちに近い言葉を選んでらっしゃったり、話にリズムがあるし、オチがあるし。こんな文章を書けるってすごいなあと改めて思いました。

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『馬廻役仁義』

『馬廻役仁義』

今年32冊目
三河雑兵心得の十巻
息子の本棚より

今は病院の待ち時間に読むことが多いので、これくらい軽い本がありがたい。主人公・茂兵衛も耐えているから、がんばろう。

主人公は架空の人物なのに、うまく史実にのっけてくるなあと思うシリーズ。家康の伊賀越えも、そうきたか!と唸ったけど。ああ本多忠勝の娘・稲姫(小松姫)が真田信之に嫁ぐところにも茂兵衛が関わってきそうだなと感じた10巻でした。

『神と王 主なき天鳥船』

『神と王 主なき天鳥船』

今年32冊目

『神様の御用人』シリーズでファンになった、浅葉なつさんのファンタジーです。

架空の漢字の国やら登場人物を覚えるのに苦戦しますが、浅葉さんの話って、現実世界でもそういう心はあるよな〜と思わされる本が多いので、好きです。

4巻の発売も今から楽しみにしておきます。

『黒牢城』

『黒牢城』

今年30冊目。
娘の本棚より。

第166回直木賞受賞をはじめ、数々のミステリランキングを制覇した本ですが。娘は単行本の初版を買っていた!文庫本派なのですが、娘や実家の母は単行本派。持ち歩けないので平行読みとなってしまい、読了が遅くなってしまいます。

さて主人公が荒木村重!!寝室に行く際に息子に「では母は有岡城へ行ってまいります」と毎晩挨拶していました。

頭の中ではNHK大河ドラマ『軍師官兵衛

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『神様の定食屋』

『神様の定食屋』

今年29冊目
audibleの14冊目

死んでしまったものの未練があり、生き残った相手に食べさせたい料理がある。神様がその死んだ人と生きている人の縁を結んであげるお話。神様が成仏って言っていいん?という謎は、2話目で解決。もともと神仏混合の神社だったのね。

この本のせいで、卵かけごはんのブーム再来。

キャベツに大葉を混ぜてみたいし、チキンライスにバターを入れてみたい。息子に「絵もないのに、食

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『上田合戦仁義』

『上田合戦仁義』

今年28冊目
三河雑兵心得の9巻。
息子の本棚より。

『どうする家康』の予習として読み始めた本。少し休憩していましたが、ややこしい待ち時間の有効活用にと思って久しぶりに手に取りました。架空の人物・植田茂兵衛の下剋上物語。まるで中間管理職のサラリーマンのようで、そこがこの本の人気の秘密なのではと思っています。今月最新刊が発売されるのを息子は楽しみに待っています。

真田昌幸にやられてしまいました。

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『同志少女よ、敵を撃て』

『同志少女よ、敵を撃て』

今年26冊目
audible12冊目
娘のライブラリーより

2022年本屋大賞受賞
第9回高校生直木賞受賞
第11回アガサクリスティー賞受賞
第166回直木賞候補(受賞は今村翔吾先生の『塞翁の盾』と米澤穂信先生の『黒牢城』なら、仕方あるまい~)

ロシア人の名前が果たして覚えられるか?
audibleで内容についていけるのだろうか?
15時間って聞き終わるのだろうか?と不安でしたが
その心配は全

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『ハヤブサ消防団』

『ハヤブサ消防団』

今年25冊目
Audible11冊目

ドラマがおもしろかったのですよ!!
でもドラマが原作とは違うと耳にしていたので、原作を読んでみたいと思っていたのです。

ドラマでは誰が犯人でもおかしくないイケオジ消防団の皆さんが素晴らしくって。ドラマならではのシーンも面白かった!見事なキャスティングなので、Audibleを聞いていても頭の中ではキャストの皆さんが動く。

ドラマの最終話で、ちょっと唐突だな

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『夢見る帝国図書館』

『夢見る帝国図書館』

今年23冊目
タイトルと表紙に惹かれて買っちゃいました。

でも、最初はあれ?
この話は誰の話だ?となり

でも、差し込まれる東京書籍館や帝国図書館などの話も知らないことばかりで
そういえば、寛永寺かぁとか
そういえば、関東大震災で本も燃えてしまったよねぇとか
そういえば、図書の戦利品として奪われるのかぁとか
思いつつ

2000年あたりから始まる現代の話と、過去の話が
ちゃんと最後につながった。

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『猫を処方いたします②』

『猫を処方いたします②』

今年21冊目

10日前まで義父が入院していた病院は、着替えの交換が受付だったので、わざわざ看護師さんが病棟から持って降りてきてくださる。その間に何ページか本が読めるので、癒し系のこの本を読んで待っていました。今の病院はナースセンターまで上がっていいので、ちょい読書タイムが無くなって残念ではあります。

連作短編形式ですが、1巻からの流れがはっきり見えたり、表紙もそういうことかとわかったり。

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『神社が語る古代12氏族の正体』

『神社が語る古代12氏族の正体』

今年20冊目

藤原氏と春日神社の話は知っていたけど。その他の有名氏族と神社とのつながりっておもしろそうと思って読んでみましたが。

日本史にそこまで詳しくない私にはかなり難しかったです。もう一度『地図でスッと頭に入る古事記日本書紀』を読み直したほど。

著者の持論と通説と学説の違いはわからないので、へーと楽しむ範囲で読みました。

それでも3年前の私だとわからなかったことが、今ならわかるぞと思う

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『科学がつきとめた運のいい人』

『科学がつきとめた運のいい人』

今年19冊目 (audible9冊目)

中野信子先生がTVで「運は平等に降ってきてるけど、それを気づくかどうかの差がある」とおっしゃっておられた。先生の著書の中ではポジティブなタイトルで気になっていた本。

ー 運のいい人は運のいい脳に自分を変えている。 ー
運のいい人の行動パターンと考え方を習慣づけることについての本。具体例としてはゲッターズ飯田さんのおっしゃってることと重なるけれど、その時の

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『終わった人』

『終わった人』

今年18冊目 (audible8冊目)

友達が「ダンナさんは休みの日に何してる?」と聞いてきた。

「24時間円グラフを書いて、テレビ見る、YouTube見る、寝るのほかに何かある?」みんなで、ないない、あとゲームするくらいやなって笑った。うちのダンナは洗濯と、草むしりくらい。

友達はダンナさんが退職を迎えるにあたり「絶望しかない」と言って私たちは爆笑した。親世代は畑仕事をしたりボランティアを

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