- 運営しているクリエイター
#農業用ハウス
農業ハウスを建設する際に⑪ ~前半まとめ~
こんにちは。農業参入コンサルをしております小川です。
「農業ハウスを建設する際に」というシリーズで、今まで10回の記事を掲載してきました。
① ~土地・周辺環境をよく確認する~
② ~農園の全体レイアウトを考える~
③ ~ハウス内レイアウト、栽培システム~
④ ~目的・目標を明確にする!~
⑤ ~損益試算・投資回収を考え ハウス予算額を決める!~
⑥ ~ハウ
農業ハウスを建設する際に⑦ ~ハウス設備仕様を決める(カーテン)~
今回も前回に引き続き「作型」や「目標」を実現するためのハウス設備仕様について考えていきます。
ハウス設備については「これが正解!」というものはありません。単に「栽培に最適な環境をつくる」というのであれば予算をジャブジャブ使って最適な環境のための設備を作ることは可能でしょう。いわゆる完全閉鎖型の植物工場などは室内で栽培することで自然の影響を完全に排除した上で、人工的に最適な環境を作り上げていきます
農業ハウスを建設する際に⑥ ~ハウス設備仕様を決める(ハウス、換気、被覆資材など)~
「ハウスを建設する際に⑤」では「作型」や「目標(収量計画、売上計画)」をベースに損益試算してハウス建設の目標予算の決め方を述べました。
次は「作型」や「目標」を実現するためのハウス設備を考えていきます。ここからがハウス建設をするうえでもっとも楽しい醍醐味の部分ですよね!ハウスのサイズはどれぐらいにするか、どんな設備を入れるか、最新技術の導入は!、、、などなどもっともワクワクする内容となってきます
農業ハウスを建設する際に③ ~ハウス内レイアウト、栽培システム~
前回では農園全体のレイアウトを見ていきましたが、今回はハウス内のレイアウトや栽培システムに考え方について述べていきたいと思います。
基本的な考え方は「栽培面」と「作業性面」の2つを意識しながらハウス内レイアウトを考えていく必要があります。
ハウス内レイアウト●栽培面
できるだけたくさん株を植えれば収穫高も増えますのでハウス内にはできるだけたくさんの株を植えられるようにしたいものです。しかし一方で
農業ハウスを建設する際に② ~農園の全体レイアウトを考える~
土地に関する事前調査が終わったら次はハウスのレイアウトを考えていきます。ハウスのレイアウトといってもハウス内だけのレイアウトではなく、農園全体のレイアウトを設計していく必要があります。
レイアウトを考える際のポイントは植物にとって最適な環境づくりとともに作業の流れをしっかりとイメージして効率の良い導線を考えることです。そのためにはハウスが立ち上がったあとの農園運営のイメージをより具体的に思い浮かべ
農業ハウスを建設する際に① ~土地・周辺環境をよく確認する~
これからハウスを建設したい方向けにハウスを建設する際のポイント、考え方などについてお話していきたいと思います。
ハウス建設する際には考えなければならないことが山ほどあります。その中でも設備面についてできるだけ詳しくお話いたします。
まずはじめに「土地・周辺環境をよく確認する」ということです。ハウスを建設する際に基礎的な部分になりますので早い段階できちんと確認しておきたいポイントになります。この部
トマトのハウス栽培設備
とまとのハウス栽培設備についてみていきます。
トマトのハウス栽培設備もイチゴに負けず劣らずいろいろな栽培方法があります。
①ハウスについてまずトマトのハウス設備で非常に重要視されるのがハウスの高さです。これはトマトはイチゴと違い樹がドンドン伸びていく植物なのでハウスの高さが低いと上に伸ばすわけにはいかなくなるため、横に横に(正確には斜めに斜めに)引っ張るようになります。(斜め誘引 下記写真)